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    【グローバル教育センター】グローバルスタディ(2017冬 タイ/バンコク)活動報告

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    タイのタマサート大学看護学部との協働により3月18日〜25日までの8日間本学看護学科2年生7名がタイのパトゥムターニー県における保健医療システムと看護に関する研修を行いました。


    本プログラムの目的は看護学生の“異文化対応能力”向上を目指すもので、自らの異文化社会や人々に対する価値観や考え方の偏りに気づき、看護専門職として自らと異なる社会文化的背景を持つ患者や住民に対する看護や支援の能力の向上に向け、行動の変容を促すものです。


    事前学習としてまず、タイの社会と人々について理解することから始めました。1冊の本を全員で抄読し、また国際保健機関(WHO)のウェブサイトの情報からタイにおける健康課題とそれに影響する社会的・文化的要因を明らかにしました。同時に、タイにおける看護のあり方についても調べました。限られた日本語と英語の情報ではありましたが、これらから学生はタイと日本の医療や看護のあり方についてその違いを知り、そしてその違いの社会的・文化的背景(理由)について仮説(学生の考えた違いの理由)を立てていきました。これらを現地で観察(見学)やインタビュー(質問)することで検証することにしました。


    実際の活動ではパトゥムターニー県の第三次医療機関であるタマサート大学病院、そしてプライマリヘルスケアの要としての第一次医療の提供及び予防活動を行う施設の見学、高齢者福祉施設である老人ホーム、そしてタマサート大学看護学部の付属の研究機関でもある乳幼児の総合的ケアと教育をねらいとしたEarly Childhood Development Centerの見学を行いました。それぞれ特徴がありますが、基礎看護学実習を終えたばかりの2年生には大学病院の環境や看護のあり方にとても関心があるようでした。
    さて、これらの見学とその後の質疑応答の時間を通し学生は多くのことに気づきました。例えば、看護の基本的役割である患者の入院環境の整備について、現在の日本では患者のプライバシーの尊重の意味から多床室でも個々のベッドは常時カーテンで仕切られプライベイトな空間を保持できるようになっています。しかし、事前の学習ではタイの病院ではカーテンは常時開放されているとありました。この理由として学生はタイでは患者同士の交流がプライバシーを維持するよりも重要だからではないかと推測しました。タイでは家族や地域のつながりが日本よりも密であるという情報があったからです。実際に見学をすると、病室ではカーテンは閉められておらず、事前学習と一致していました。しかし、その理由は異なりました。タイでカーテンを閉めないのは、一般病室にはエアコンが設置されておらず、そのためにカーテンを閉めてしまうと空気が流れず非常に暑くなるためだとわかりました。事前には、タイの人たちは日本人よりもプライバシーに対する感覚が薄いのではないかと考えてもいたのですが、実際は、タイでも必要時はカーテンを閉めており、決してプライバシーの感覚が薄いわけではないことを学びました。感染予防の点からも、タイでもベッドの周囲のカーテンを閉め個室の空間を作りたいとは思っているのですが、それは気候や経済的理由からできないということだったのです。これ以外にも多様な環境について学び、タイの医療やケアの環境は最新の研究成果のエビデンスに基づいて整備されていることを知りました。病院の環境やケアの内容に日本との差があるのは、医療や看護に関する知識の差ではなく、その国の社会的・文化的な理由であり、その国の限界の中で最大限の工夫がされた結果であることを学生が気付いたことはこのプロジェクトの大きな成果の一つだと思います。


    8日間のこれらの施設の見学とその後の討議、そしてタマサート大学の看護学部の学生との連日の交流を通して、学生の中で異文化の人や社会に対する自らの見方や考え方にどのような変化があったのでしょうか。短時間の間に価値観や考え方が大きく変化することはおそらくないと思います。ただ、一人一人の中で、この研修を通しての新たな気づきを自分の中で消化するだけでなく、第三者である大学の他の学生や教員に伝わるように発表をする努力を期待したいと思います。 

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