学長からのメッセージ

学長 濱名 篤(はまな あつし)
関西国際大学人間学部教授。上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。関西国際大学副学長を経て現職に。
他に、中央教育審議会専門員(大学分科会)、独立行政法人大学入試センター運営審議会委員、大学コンソーシアムひょうご神戸副理事長など。主な研究テーマは、「ユニバーサル高等教育の日本的展開」「初年次教育と学習支援」など。
2010年 年頭ご挨拶
昨年は、本学が『大学ランキング2010』の学長アンケートで7位にランクされるなど、「『教育力』が高い」とか、「新しい教育プログラムを開発する」という評価をいただいてきました。本当の教育力とは、学生の皆さんが卒業時に、本学での学びや経験を通して「何ができるようになるか」という成長の成果に表れてくるはずです。
昨秋から、経済産業省と文部科学省が共官する「産学人材パートナーシップ・グローバル人材育成委員会」という場で、グローバル社会で役立つ人材像の明確化と育成の方法について議論を続けています。日本を代表する企業や国際企業などの産業界の人々と、東大・早慶をはじめとする大学人たちとの会合の中で出される意見には、傾聴に値するものが多いです。現在、日本は過去最大の海外投資をしているにもかかわらず、海外に行きたがらない・勤務したがらない若者が多く、多様な人々の中で主張・協力しながら、問題を発見し解決できるような人材が不足しており、その育成をどうするかが大きな課題なのです。
その議論の中では語学は強調されていません。語学力は前提条件なのか、それ以上に必要なことがあるのかは、求められる仕事の内容にもよりますが、語学力だけでは不十分であることは明確です。
本学の「KUIS学習ベンチマーク」は、どのような職業についても、どのような職場でも、大学を卒業した地球市民に共通して求められる汎用的な人間力であり、学習目標です。これを実現できれば、本学の卒業生が、グローバルな人材として活躍できる基礎を身につけていると評価されることになります。
本学の教育は受身的に授業を聴くだけのものではありません。教室の中でも学外でも、能動的(アクティブ)な学びを行う学生参加型のスタイルを数多く取り入れ、知識や理論を学ぶことと経験・体験を通して学ぶことを統合して、自らの学んだことを実際に活用できる力を育成していくことを重視しています。地域社会や海外に行って現実にある課題を見つけ、解決していく意欲と実行力を伸ばすことは極めて重要です。
「1年から始めるサービスラーニングを上級生になっても続けて履修する」「インターンシップに参加する」「本学独自ないしは『コンソーシアムひょうご神戸』主催の海外プログラムや留学にチャレンジする」。こうしたプログラムと教室での専門教育を往復して学びを深める学生たちが、一人でも増えるように、大学としてもサポートしバックアップしていきたいと思っています。地球市民としても“本物”が育つ教育環境づくりに、今年も全力で取り組んでいきます。(2010年1月5日)
メッセージ一覧
- 2009年9月30日
- 2009年度秋 入学式 式辞
- 2009年9月16日
- 2009年度秋 学位記授与式 式辞
- 2009年4月2日
- 2009年度 入学式 式辞2
- 2009年4月2日
- 2009年度 入学式 式辞1
- 2009年3月14日
- 2008年度 学位記授与式 式辞2
- 2009年3月14日
- 2008年度 学位記授与式 式辞1
- 2009年1月5日
- 2009年 年頭挨拶
- 2008年10月1日
- 2008年度秋 入学式 式辞
- 2008年9月11日
- 2008年度秋 学位記授与式 式辞
- 2008年6月1日
- 学びと成長につながる体験・経験を!
- 2008年4月2日
- 2008年度 入学式 式辞2
- 2008年4月2日
- 2008年度 入学式 式辞1
- 2008年3月15日
- 2007年度 学位記授与式 式辞
- 2008年1月9日
- 2008年度 年頭挨拶
- 2007年10月10日
- 2007年度 秋入学式 式辞

