KUIS学習ベンチマーク
具体的にセルフチェックや目標設定ができる「KUIS学習ベンチマーク」
本学のシラバス(授業計画書)には、“自律性”や“多様性”、“プレゼンテーション力”など、その講義で目標とする力を明記しています。これを本学では「KUIS学習ベンチマーク」と呼び、どのような力を身につけるかということの指標としています。一つひとつ具体的にセルフチェックし、成長を実感しながら学び進めるための指針となっています。
明確な目標を掲げて、ハードルを一つひとつクリアしていく。自分が成長したことがカタチとしてわかれば、モチベーションの向上につながります。共通教育と専門教育を通して、全学が共通に取り組む目標を提示することにより、自分の今の力が確認できる仕組みが整っています。
5つの大項目と15の力をチェック
KUIS学習ベンチマークは、5つの大きな目標とそれを達成するために必要な能力で構成されています。これらをチェックしながら学び、成長を確認し一歩ずつ前進します。
自律できる人間になる
自分の目標をもち、その実現のために、自ら考え、意欲的に行動すると共に、自らを律しつつ、自分の発言や行動に責任のあることを自覚できる。
| 知的好奇心 | 新しい知識や技能を学ぶことに関心や意欲をもつことができる。 |
|---|---|
| 自己責任感 | 自分の行動や発言、役割や立場に責任があることを自覚し、ものごとを最後まで遂行できる。 |
| 自律性 | 自分で考えた目標を持ち、自分らしいよさを見失うことなく、自らを律しつつ、目標の実現に向けて自主的、主体的に行動することができる。 |
社会に貢献できる人間
社会の決まり事を大切に考え、自分の責任を誠実に果たすために、勇気をもって行動し、社会に貢献することができる。
| 順法/協調性 | 複数の人々と暮らす社会や学校での規則、決まりごとを尊重し、その意義を理解し、自分を見失うことなく協調性を発揮することができる。 |
|---|---|
| 誠実性 | 社会の中の個人として権利と義務を理解し、一人の人間としての嘘のない誠実な行動や人間関係を大切にすることができる。 |
| 社会的能動性 | 社会や組織、集団の中の一員として、社会や集団のために、共に働くことの大切さを理解し、進んで行動することができる。 |
心豊かな世界市民
多様な世界の人々や自分たちの社会について理解を深め、社会的に弱い立場の人に対する共感的な感覚や態度を身につけ、世界市民として行動することができる
| 多様性理解 | 異なる文化や言語、自分と異なった考え方や行動する人たちがいる多様な社会を理解し大切に考え、国際的な視点や環境保護の視点から世界市民として行動することができる。 |
|---|---|
| 共感的態度 | 困ってる人がいることを認識し、相手の立場に立って感じる、想像する、考えるなどして(困ったときはお互い様という気持ちをもって)行動することができる。 |
| 柔軟性 | すでに身に付けた知識や技能を、その時、その場の状況に応じて、生かし、様々な価値観や文化を尊重する態度で行動することができる。 |
問題解決能力を身につける
状況に応じて、情報ツール※を活用し、情報収集や情報分析ができ、問題解決の視点から、解決のアイデアを構想したり、企画したりする思考力や判断力を身に付けることができる。
※ 図書館利用、コンピュータによるWeb検索、『知へのステップ』の活用などのこと
| 情報収集/発見力 | 必要な情報や信頼できる情報をさまざまな方法を使って集め、解決の視点から必要な情報を取捨選択し、使いやすく整理・保存して、問題を発見することができる。 |
|---|---|
| 企画力 | 問題や課題を分析し、解決のために情報を整理し、計画を立てて、必要な情報や資料を検討し、実行可能にすることができる。 |
| 思考/判断力 | よりよい問題解決のために、偏った判断をしない公正さを保ち、その時・その場の状況(TPO)に応じて、判断したり、アプローチの仕方を変えたりしながら、道筋を立てて論理的に考えることができる。 |
コミュニケーション能力を身につける
社会生活を営む上で、他人の考えを受け止め、理解し、自分の考えを的確に表現するプレゼンテーション(レポート、口頭発表)ができ、意見交換ができる。
| プレゼンテーション/ 表現力 |
レポートや口頭発表、調査結果の報告会などの場で、自分の考えをわかりやすく説明するために、資料をつくったり、説明の仕方を考えたり、声の大きさや間の取り方、文章や映像など表現を工夫したりできる。 ※“資料をつくる” “説明の仕方を考える” “表現を工夫する”のいずれかができていること |
|---|---|
| リーダーシップ/ メンバーシップ |
小集団やグループの目的実現のために、自分の役割や責任を理解し、他者との協働や交流を通して、リーダーシップやメンバーシップを発揮しながら行動することができる。 |
| 話す・聴く力/ 意見交換力 |
他者の発表や文章を傾聴し、読解して、その内容の要点をとらえ、自分の疑問や意見をまとめ、建設的な意見交換をすることができる。 ※いわゆる「読み・書き・計算」と言った基礎的な知識・理解を含む |
身につけた多様な力を「総合化」することが最終目標
大学で学習した知識や技能は「総合化する」ことによって、より実践的で、よりよい解決ができる力として働きます。
「総合化する」とは、すでに身につけた知識や技能を、その時・その場の状況に応じて、再構成し活用し、更新することです。KUIS学習ベンチマークにあげている能力は、卒業研究やインターンシップなど、総合的な学習の機会や場面で発揮してはじめて、「実現できた」「目標を達成できた」ということになります。また、将来、社会で活躍するためには、身につけた能力の「総合化」が重要になります。

