KUIS 関西国際大学
 【現代GP】「地域の防犯に関するミニシンポジウム」を開催しました

 大学祭「あじあん祭」初日の11月18日(土)、本学4号館大講義室にて、「地域の防犯に関するミニシンポジウム」を開催しました。本シンポジウムは、文部科学省の平成18年度現代GP採択プロジェクト「大学、住民及び行政等の協働と地域の活性化」の中の、「安全・安心まちづくり」事業の一環です。

 パネリストに三木市産業環境部交通防犯係長の清水正則氏、神戸新聞三木支局記者の長尾亮太氏、人の目の垣根隊代表の石田保彦氏、コーディネーターは人間学部の桐生正幸教授が務め、「犯罪からいかにして子どもを守るか、地域の防犯活動をどのように行っていけばよいのか」について、それぞれの立場から意見交換を行いました。

 桐生教授は、パワーポイントを使って、全国の子どもの犯罪被害および防犯活動の現状について説明した後、PTA、地域ボランティアおよび学生と伴に調査した三木市内の犯罪マップを披露しました。そして、「今後の防犯ボランティア活動には父親や企業の参加が不可欠である」と訴えました。

 清水係長は、三木市の安全・安心の取組を説明し、「地域防犯のためには地域のコミュニティーを高めることが大切。防犯活動を通して人々が集結することは、まちづくりにつながる」と話しました。

 長尾記者は、2004年に広野小学校区で起こった強盗殺人事件をきっかけに発足した「みまもり隊」の取り組みを紹介しました。また、失業率と犯罪発生率の相関関係に触れ、若い世代を中心とした今の雇用制度のあり方について問題提起しました。

 石田代表は、上吉川小学校区で「人の目の垣根隊」を立ち上げるまでの経緯や、日常の活動を紹介しました。さらに、「ボランティア活動は、『社会性』『無償性』『継続性』の三つの原則があるといわれているが、『心の活動』でもあると思う。地域のために、してやっているのではなく、させていただいているという気持ちが大切」と語りました。


11/19 神戸新聞三木版 「学園祭でシンポ 防犯活動で地域貢献を 関西国際大」
 http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/mi/0000171190.shtml


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2006/11/21開設