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 全国初!本学学生が刑務所で講師に (教科科目を担当)

  兵庫県加古川市に昨年10月に開所した半官半民の刑務所「播磨社会復帰促進センター」で、本学の犯罪科学を専攻する学生らが、1月30日から毎週水曜日に、国語と数学の義務教育レベルの教科を受刑者に教えています。大学生が受刑者の社会復帰への一端を担う、こうした取組は全国で初めて。

 3回目となる2月13日の授業では、これまではプリントの配布・回収など講師のサポートを務めていた学生が、初めて教壇に立ちました。この日授業をしたのは、鹿山祥一郎さん、浜中真太朗さん、川喜田聖城さん(いずれも犯罪科学専攻4年)の3人で、国語は手紙の書き方、数学は分数を中心に講義をしました。学生らは、警察官や刑務官を志望していることもあり、10名の受刑者を前にして緊張しながらも、意欲的に取り組んでいました。

  今年度は全8回実施し、今回の反省点をまとめた学生向けのマニュアル作成や、受刑者のニーズに合った教育プログラムの検討を行い、次年度以降、本格的に始動する予定です。受刑者への直接的な支援活動を行うことにより、犯罪や防犯に対する認識が深まるなどの高い教育的効果が期待されます。

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2008.2.17 神戸新聞(教育) 
加古川の刑務所の試み 大学生が家庭教師役 -受刑者の社会復帰後押し-
http://www.kobe-np.co.jp/nie/topic/index.shtml


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2008/2/19開設