トラブル対処
このページでは、よくあるマシントラブルの対処方法や、トラブルを未然に防止する対策などをお伝えしています。
トラブル対処法
トラブル未然防止対策
- ウィンドウはこまめに閉じよう <トラブルを回避するための心がけ>
- 拡張子を表示させておこう <トラブルを回避するための心がけ>
- Officeアプリケーション(Word、Excelなど)のデータの自動保存
- 「ディスククリンアップ」 <ハードディスクのメンテナンス>
- 「スキャンディスク」と「デフラグ」 <ハードディスクのメンテナンス>
- パスワードの変更
- 改めて、ウィルス対策について
パソコンが起動しない
Windows2000やXPのパソコンで起動しないトラブルが発生したときは、以下の手順でチェックおよび対応をしましょう。

①パソコンの電源スイッチやディスプレイの電源スイッチを入れ、稼動ランプが点灯することを確認します。
②電源を入れても一向に起動開始にならない場合、またはディスプレイに「Invarid system disk」や「Non-system disk or disk error」の表示がでた場合は、フロッピーディスクがドライブに挿入されているのが原因です。フロッピーディスクを取り出して、キーボードで Enterキーを押します。(フロッピーディスクがWindowsの起動ディスクの場合は、そこに格納されているファイルを読み込んで起動します。)
③Windows2000やXPでは起動トラブルが発生した際に、前回正常に起動した時の状態でパソコンを起動させることができます。
| 「前回正常時の構成」で起動する方法 | |
|---|---|
| Windows 2000 | パソコンを起動して画面の下のほうに白黒の [Starting Windows bar] が表示されたら、F8キーを押し、Windows拡張オプションメニューを表示。メニューの中から「前回正常時の構成」を選択。 |
| Windows XP | パソコンを起動して BIOSの画面が消えたところで F8キーを押し、Windows拡張オプションメニューを表示。表示されているメニューの中から「前回正常時の構成」を選択。 |
④「前回正常起動時の構成」で起動しても環境によってはうまくいかない場合があります。つぎはセーフモードによる起動を試します。セーフモードは、Windowsを最小限のシステム構成で起動するモードです。そのため、エラーが Windowsの内部まで及んでいなければ起動する筈です。セーフモードについては、このページ内の「セーフモードの使い方」の項を参照して下さい。
⑤セーフモードでもパソコンが起動できないとなると、Windowsのシステムファイルの破損が考えられます。ここまで起動しなかった場合は Windowsの「修復セットアップ」を行うのがよいでしょう。「修復セットアップ」はWindowsのセットアップ CD-ROMを使って行って下さい。これは再セットアップとは異なり、内部では破損したシステムファイルを見つけて、正しいファイルに置き換える作業を行ってくれます。
Officeアプリケーション(Word、Excelなど)が使用中に固まったら…
パソコンでOfficeアプリケーション(Word、Excelなど)を使用している最中に、画面が動かなくなる(システムがフリーズする)ことがあります。その場合は以下の手順で対処しましょう。
- [Ctrl] + [Alt] + [Delete] (3つのキーを同時に押す)
- 「Windows のセキュリティ」画面 →「タスクマネージャ」選択
- 「応答なし」と表示されたタスクを選択 →「タスクの終了」
※ 固まったアプリケーションはこれで終了します。この場合、通常では作業した結果は保存されていません。しかし、自動保存機能(通常10分おき)により、作業途中のファイルを回復できる場合があります。 - 再度、同じアプリケーションのファイルを新規作成 → 回復されたファイルが開く。
- 回復されたファイルに「名前を付けて保存」を行い、フロッピーディスク、USBメモリ、またはRドライブに保存する。
- Windows を終了させる(「スタート」 →「シャットダウン」)
※ いったん電源が切れてから、改めて電源を入れなおし、作業を続けて下さい。電源を切らない「再起動」だと、システムの不具合が再発する恐れがあります。

セーフモードの使い方
パソコン(Windows)が正常に起動しない場合、Windowsのファイルやシステムの設定に大きな問題が発生していることが考えられます。そんなときに試してみたいのがパソコンを「セーフモード」で起動して行うトラブル調査です。
セーフモードとは、Windowsが正常に起動できない場合に使われる起動モードのことで、必要最小限のファイルだけを読み込んで Windowsを起動する機能をいいます。セーフモードでは、常駐ソフト(下記 注) 参照)は起動されず、ドライバを必要とするような周辺機器は使えません。また、ネットワークへの接続も行われません。
注)常駐ソフト:タスクバーやスタートアップに登録してあって、Windowsの通常起動時に一緒に起動され、パソコン使用中は常に動作しているアプリケーションソフトのこと。
しかし、パソコンがセーフモードで起動できるのであれば、このときに制限された機能の中に(通常起動時に)障害が発生していると考えることができます。
セーフモードで起動できたら、通常起動時の障害の原因となっているものを外します。例えば、周辺機器をインストールしたことが原因となっている場合はその機器を取り除いたり、デバイスマネージャで無効にしたりしてパソコンを再起動して調べます。
あるいは、セーフモードで起動した後、常駐ソフトを1つずつ起動させていくと、あるソフトを起動したときにエラーが出たとすれば、エラーはその常駐ソフトに原因があることが分かります。その原因となるソフトをアンインストールすれば、エラーを出さずにWindowsを通常起動できるようになります。
このように、セーフモードを使うと、原因になりそうな様々な条件を試すことができ、問題を特定し、解決するのに大いに役立つのです。
セーフモードの起動方法は Windowsの種類によって若干異なり、つぎのとおりです。
| セーフモードの起動方法 | |
|---|---|
| Windows 2000 | パソコンを起動して画面の下のほうに白黒の [Starting Windows bar] が表示されたら、F8キーを押し、Windows拡張オプションメニューを表示。メニューの中から「セーフモード」を選択。 |
| Windows XP | パソコンを起動して BIOSの画面が消えたところで F8キーを押し、Windows 拡張オプションメニューを表示。表示されているメニューの中から「セーフモード」を選択。 |
システムの復元
Windows MeとWindows XPには「システムの復元」という便利な機能があります。これは、トラブルが発生してパソコンの状態がおかしくなったときに、正常に稼動していた状態に戻すことができるツールです。システムの復元は、各種の設定情報を集めた「レジストリ」と呼ばれるデータベースや「ダイナミックリンクライブラリ」と呼ばれるシステムファイルなどの Windowsの動作に関係する一連の情報を、ある任意の時点について保存して行います。これを「復元ポイント」といいます。そして、この保存情報を用いて、システムを以前の状態に戻すことができるのです。
注1)例えば、体験版ソフトのような一時的にしか使わないプログラムをインストールする前には、必ず復元ポイントを作成しておくことをお奨めします。なぜなら、体験版ソフトはアンインストールした後でも設定が元に戻らず、Windowsの動作に悪影響を及ぼすことがあるからです。システム復元機能を使えば、インストール直前の状態に戻すことができるので安心です。
注2)つぎのファイルはシステムの復元の対象外です(保存されている最新のデータは失われません)。
- My Documentsフォルダ、Tempフォルダ、インターネット関連のフォルダ(お気に入り、履歴、Cookies、インターネット一時ファイル)など
- 文書ファイルや画像ファイルなどのデータ・ファイル
- Outlook Expressなどによるメール・データなどを保存するストレージ・ファイル
- ごみ箱
1. 復元ポイントの作成
いま現在、パソコンが安定して動作しているのであれば、現在の設定内容を保存しておくことができます。新しいアプリケーションソフトやドライバをインストールするなど、パソコンの利用環境に大きな変更を加えるときには、事前に復元ポイントを作成しておきましょう。
- [スタート] → [すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [システムツール] → [システムの復元]で「システムの復元ウィザード」が起動
- [復元ポイントの作成]を選択 → [次へ] → [復元ポイントの説明]欄に、"○○をインストールする前"などのように具体的な内容を記入 → [作成]
- [閉じる]をクリック
2. システムが自動作成する復元ポイント(チェックポイント)
Windows XP自身が24時間ごとに、またはシステムの変化を検出したときに自動的に復元ポイントを作成します(これを「チェックポイント」といいます)。ただし、復元ポイントの作成は、パソコンがアイドルの状態(下記 注3参照)でなければ開始されません。従って、電源を入れた後すぐにパソコンを使い、作業が終わったらすぐに電源を切るという使い方をしている場合、復元ポイントは作成されないことになります。
注3)アイドル状態とは、マウスやキーボードなどを操作せず、ハードディスクなども動作していないことを指します。つまり、電源を入れたまま放置した状態です。
復元ポイントは、そのデータ総容量が所定値に致達するか、Windows XPでは作成から90日経過すると消えてしまうので注意して下さい。
3. 動作が安定していたときの「復元ポイント」に戻す
パソコンの動作が不安定になったとき、「システムの復元ウィザード」を使って、復元ポイントを作成した時点の状態に戻すことができます。復元ポイントを作成していない場合は、システムによって自動作成されたチェックポイントを利用することができます。以下に示すように、「システムの復元ウィザード」の中のカレンダに、復元ポイントやチェックポイントが作成された日付が太字で示されます。
- [スタート] → [すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [システムツール] → [システムの復元]で「システムの復元ウィザード」が起動
- [コンピュータを以前の状態に復元する]を選択 → [次へ]
- システムを復元したい日付をカレンダの太字から選んでクリック → カレンダ右の一覧から任意の復元ポイントを選択 → [次へ]
- 「復元ポイントの選択の確認」画面で指定した復元ポイントを確認 → [次へ]
- システムの復元が行われパソコンが自動的に再起動 → [OK]をクリック
これで、指定した復元ポイントまたはチェックポイントの時点の状態にシステムは復元されます。 ただし、指定した復元ポイントやチェックポイントの時点以降に、インストールしたアプリケーションソフトやドライバなどは削除されてしまうので注意が必要です。必要なら改めてインストールしなければなりません。

作った筈のファイルがみつからない <ファイルの検索>
Windowsの検索機能を使えば、いろいろなファイルを思い通りに探すことができます。ファイルを作ったけれどどこに保存したのかわからない、といったときに使います。
- 「検索」ウィンドウを表示する
[スタート] → [検索] → 検索ウィンドウが表示される - 検索するデータの種類を選択する
何を検索しますか?→ [ファイルとフォルダすべて]をクリック - 探したいファイル名と探す場所を指定する
[ファイル名のすべてまたは一部] → ファイルの名前(一部でもよい)を入力[探す場所] → ローカルハードディスク(C:)など探す場所を選択 - 「検索」ボタンを押す
検索が開始され、しばらくすると検索結果が表示される - 探していたファイルなのか確認する
表示されたファイル名をダブルクリックしてファイルを開き、内容を確認する
↑Windows2000の[検索] → [ファイルやフォルダ] →「検索画面」
↑WindowsXPの[検索] → [ファイルやフォルダすべて] →「検索画面」
ウィンドウはこまめに閉じよう <トラブルを回避するための心がけ>
複数のプログラムを同時に使用したり、ファイルを開いたりなど、マルチタスク(Windowsは個々のタスクをウィンドウの形で画面に表示しています)と呼ばれる機能によって、パソコンはとても便利に使うことができます。
しかし、ウィンドウを開けば開くほど、多くのメモリが消費されていきます。それはパソコンを不安定にさせる間接的な原因になります。
また、フリーズなどの重大なエラーが起こったとき、作業途中のウィンドウがたくさん開いていると、その分データの保存や、正式な終了処理ができなくなる危険性が高まります。せっかく作成したデータが全部消えてしまったり、次回からプログラムが正常に起動しなくなったりすることがあるのです。そんな被害をできるだけ避けるために、作業を終えたウィンドウはこまめに閉じるように心がけましょう。
↑悪い例:たくさんのウィンドウを開いた、こんな使い方はやめよう
拡張子を表示させておこう <トラブルを回避するための心がけ>
ファイルの名前には後に「.」(ピリオド、ドット)で区切って「txt」や「jpg」といった3文字位の英数字がついています。これを拡張子といいます( Windowsの初期設定では拡張子は見えないようになっているので、存在を知らなかった人もいるかも知れません)。
拡張子はそのファイルの性質や内容を表しています。Windowsは拡張子を手がかりにして、そのファイルはどのプログラムが扱えるか、読み書きが可能であるかなどを判断しています。ユーザーにとっても拡張子を見るだけでどんな種類のファイルなのか見当をつけることができます。例えば、ワード文書には「doc」、デジカメやホームページなどで使われるJPEG形式の画像ファイルには「jpg」という拡張子がついています。
トラブルを回避するうえで、拡張子を理解しておくことは重要です。拡張子を見ることによって、削除したり、移動させたりしてはいけないファイルを見分けることができるようになるからです。
知っておきたい拡張子
| 拡張子 | ファイルの内容 |
|---|---|
| txt | エディタなどで作られたテキストファイル |
| doc | Wordの文書ファイル |
| xls | Excelのブックファイル |
| mdb | Access のデータベースファイル |
| html | ホームページのファイル |
| htm | ホームページのファイル |
| bmp | BMP形式の画像ファイル |
| gif | GIF形式の画像ファイル |
| jpg | JPEG形式の画像ファイル |
| zip | ZIP形式で圧縮されたファイル |
| lzh | LZH形式で圧縮されたファイル |
| avi | AVI形式の動画ファイル |
| mpg | MPEG形式の動画ファイル |
| mp3 | MP3形式の音楽ファイル |
削除や移動に注意を要するファイルの拡張子
| 拡張子 | ファイルの内容 |
|---|---|
| bat | テキスト形式で記述された命令を順次実行するファイル |
| dat | バイナリ形式のデータファイル |
| dic | 様々なアプリケーションの辞書、もしくはデータファイル |
| dll | 複数のプログラムが共有して利用する部品プログラム |
| exe | アプリケーションソフトなどの本体の実行ファイル |
| ini | 各種の設定情報が入ったファイル |
| vxd | 周辺機器などを使用するための組み込みファイル |
| pol | Windowsの環境設定が定義されたファイル |
| tsk | サウンドをバックグラウンドで鳴らすときの制御ファイル |
拡張子を表示するには…
「マイドキュメント」(など、どれかのフォルダを開く)→ メニューの [ツール] → [フォルダオプション] → [表示]タブ → "登録されているファイルの拡張子は表示しない"をクリックしてチェックを外す。
Officeアプリケーション(Word、Excelなど)のデータの自動保存
日常的に起こるトラブルの中で一番ショックなのが、文書や集計の作業をしている最中に急に画面が固まってしまい、キーボードもマウスも反応しなくなり(これをフリーズといいます)、やむなくパソコンを再起動して、それまでせっかく入力してきたデータを失ってしまうことではないでしょうか。
WordやExcelにはこうした作業中のトラブルに対して、データの被害を最小限に食い止める方法があります。これが自動保存機能です。この機能がON になっていると、指定した時間で定期的にデータが保存されるので、急にソフトが反応しなくなるようなトラブルが発生しても、その前の自動保存のデータは残っていますから、被害を最小限にとどめることができるのです。
この機能をONにする(ONになっているかを確かめる)には…
Wordの場合
メニューの[ツール] → [オプション] → [保存]タブ → [自動バックアップ]にチェックを付け、右の数字蘭に自動保存の間隔を分単位で設定 →「OK」

Excelの場合
メニューの[ツール] → [オプション] → [自動保存]タブ → [次の間隔で回復用の自動保存を行う]にチェックを付け、右の数字蘭に自動保存の間隔を分単位で設定 →「OK」

「ディスククリンアップ」 <ハードディスクのメンテナンス>
最近のパソコンは大容量になったとはいえ、データは日々たまっていきます。自分で作ったファイルはもちろん、Windowsやアプリケーションが動作する際に残していくものもあり、いつしかディスクはいっぱいということになりかねません。 ディスクに空きが無くなると、新しいアプリケーションソフトをインストールしたりファイルを保存できなくなるばかりでなく、パソコンそのものも不安定になります。動作が遅くなったり、頻繁にフリーズしたりする原因になります。
こんなトラブルを防ぐために、不要なファイルはこまめに削除することが大切です。不要なファイルの削除には「ごみ箱」にファイルをドラッグ&ドロップするのが一番簡単です(しかし、「ごみ箱」もディスクの中の領域を使用しているのでディスクに空き容量が増えたことにはなりません)。ところが、自分のファイルの要、不要は判断できても、Windowsやアプリケーションが残していったファイルが必要かどうかは判断が難しいところです。こんなときに便利なのが「ディスククリンアップ」というツールです。この機能を使うと、不要なファイルや使わなくなったプログラムなどが簡単にかつ安全に削除できるのです。
「ディスククリンアップ」で削除できるファイル
「ディスククリンアップ」で削除できるファイルにはつぎのようなものがあります。
- ダウンロードされたプログラム
Webページでさまざまな機能を実現するためにダウンロードされたファイル - Temporary Internet Files
Webページへのアクセスを高速にするために一時的に保存されたファイル - ごみ箱
「ごみ箱」に移動したファイル - 一時ファイル
Windowsやアプリケーションが一時的に情報を格納したファイル - 古いファイルの圧縮
長い間アクセスしていない使用頻度の低いファイルを圧縮します。ファイルは圧縮されるだけで削除されません。また、再び使うことが可能です。
「ディスククリンアップ」の実行方法
1) [スタート] → [すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [システムツール] → [ディスククリンアップ] を選択します。
2) 不要なファイルを削除したいドライブを選択します。通常はCドライブ(C:)を指定して「OK」
3) ハードディスクにどの位の空きができるのか計算が行われます。

4) 削除してよい項目をクリックしてチェックをつけ、「OK」します(一覧に表示されている項目はいずれを削除してもパソコンの動作に影響のないものばかりです。すべてにチェックをつけても構いません)。

5) 確認の画面が表示されたら「はい」をクリックします。
6) 「ディスククリンアップ」(削除項目)の画面が消えれば完了です。
「スキャンディスク」と「デフラグ」 <ハードディスクのメンテナンス>
パソコンのトラブルを極力少なくするには、日頃からハードディスクをメンテナンスすることが大切です。最近、Windowsがなんとなく遅くなった、どうもパソコンの調子が悪い、というようなときにも有効なのが、ハードディスクの「スキャンディスク」と「デフラグ」です。
いずれもWindowsに付属しているメンテナンス用ツールですが、これを用いてハードディスクの健康診断と整理整頓を行い、快適なWindows環境を維持しましょう。
1.「スキャンディスク」(Windows 2000/XPではディスクドライブの「エラーチェック」)
ハードディスクの中にはデータを保存するための区画が大量にあって、この区画をクラスタと呼びます。 パソコンの電源をいきなり切ったり、動作中のパソコンに衝撃を与えたりすると不良クラスタができるといわれています(PCが不調の場合、多くはこれが原因の可能性があります)。
「スキャンディスク」は、ハードディスク内のすべてのクラスタに異常がないか、クラスタの中のデータが壊れていないか点検します。そして異常があると自動的に修復(ただし、異常の程度により必ずしも修復できるとは限りませんが…)し、修復できない場合はそこにデータを置かないようにしてくれます。
2.「デフラグ」(Windows 2000/XPではディスクドライブの「最適化」)
ファイルのデータは、通常ハードディスク内の連続したクラスタに配置して保存されます。
しかし、ファイルの書き込みと削除を繰り返すうちに、データは離れた位置のクラスタにも保存されていくので、データ配置が不連続となり、ディスクの空き領域も細分化されていきます。この結果、1つのファイルのデータがディスク内のあちこちに分散された「ファイルの断片化」と呼ばれる状態になります。
これを放置しておくと、ファイルのアクセスに時間がかかったり、プログラムの起動が遅くなったりするのです。「デフラグ」は、ディスク内のファイルを先頭から再配置し、ファイルの断片化状態を解消して、ディスク内に連続した空き領域を増やすツールです。これをディスクの最適化(デフラグメンテーション defragmentation)といい、これによりデータ読み込み速度を向上させることができます。
3.「スキャンディスク」「デフラグ」ツールの利用
[マイコンピュータ] →(スキャンディスク、デフラグを行うローカルディスク:例えば(C:)ドライブ)を選択)→ 右クリックで[プロパティ] → [ツール]タブ。
以下の画面で、「チェックする」ボタンが「スキャンディスク」の開始、「最適化する」ボタンが「デフラフ」の開始ボタンです。
↑「スキャンディスク」の開始ボタン ↑「デフラグ」の開始ボタン
4.「スキャンディスク」「デフラグ」ツール利用時の注意
「スキャンディスク」と「デフラグ」は定期的に行うことが大切です。どちらも、できれば1ヶ月に1回くらいの割合でやるのがよいでしょう。そのとき、必ず「スキャンディスク」→「デフラグ」の順番でやるのが効率的です。
ただし、「スキャンディスク」、「デフラグ」は時間がかかります。特に最近の大容量ハードディスクだと、数時間かかることも珍しくありません。
特に、「デフラグ」の実行中にハードディスクに書き込みが起こると、それでなくても時間がかかる「デフラグ」を最初からやり直すため、いつまでたっても終らないことになります。
そこで、スクリーンセーバーなどの常駐ソフトはツールの実行開始前に外しておいたり、あるいは、常駐ソフトの影響を完全に排除するために、パソコンをセーフモードで起動してから実行するなどの注意が必要です。
5.お奨めソフト
このように、時間と手間がかかる「スキャンディスク」と「デフラグ」を、安全・快適に実行する環境を提供してくれるソフトがあります。
「すっきり!! デフラグ」
(財)インターネット協会が選んだ「オンラインソフトウェア大賞2002」の受賞作品、フリーソフト
このソフトを起動すると、Windowsをいったん再起動し、常駐ソフトが起動する前に「スキャンディスク」や「デフラグ」を(Windows付属のツールを用いて)実行します。
このため、メモリが充分確保された状態で、また他のソフトからハードディスクへの書き込みがほとんどない状態でこれらを実行できるようになります。
「すっきり!! デフラグ」は、終了後にWindowsを自動終了する機能も備えているので、完了までに長時間必要な「スキャンディスク」、「デフラグ」を、就寝前、出社前、または登校前といったタイミングで実行できます。

※ ↓「スキャンディスク」「デフラグ」をサポートするユーティリティソフトをダウンロードできます
※ ↓対象OSは、Windows XP/Me/2000/98/95/NT
パスワードの変更
パスワードは、悪意を持った第三者があなたになりすますのを防ぐ最後の砦です。よく、コンピュータ実習室で最後にシャットダウンしないで退席する人がいますが、非常に危険です。シャットダウンしない限りあなたが入力したデータはコンピュータの中に残っており、パスワードを知られる可能性があるからです。
例えば、未読の筈のメールが既読になっているなど、パスワード漏れに気づいたらすぐパスワードを変更すべきです。KUINS(KJ-NET)にログオンするためのパスワード、メール用パスワードは自分で変更できます。変更方法はつぎのとおりです。
ただし、変更後のパスワードは忘れないように自己管理して下さい。(メディアサポート室は関知していません。変更後のパスワードは本人しかわからなくなりますので注意して下さい。)
Windows 2000/XPのログオン用パスワードの変更
- パソコンを起動して、ネットワークにログオン
- [Ctrl] + [Alt] + [Delete] (3つのキーを同時に押す)
- 「Windowsのセキュリティ」画面で「パスワードの変更」をクリック
- 「パスワードの変更」画面でつぎのようにパスワードを変更する
| ユーザー名 | 自分のユーザー名であることを確認 |
|---|---|
| ログオン先 | KJ-NET を選択 |
| 古いパスワード | 1.で使用した元のパスワード |
| 新しいパスワード | 新しいパスワード を入力 |
| 新しいパスワードの確認入力 | 上とおなじものを再入力 |
注1) 上記のログオン用パスワードは KUINS(KJ-NET)へログオンするためのパスワードです。パソコンのユーザーアカウントに設定する場合のパスワードとは違うので注意して下さい。
注2) WindowsXP Home Editionのノートパソコンでは、各自のノートパソコンから上記のパスワード変更はできません。 パスワードを変更する場合は、コンピュータ実習室のパソコン(Windows2000)から上記の方法で行って下さい。
メール用パスワードの変更
- パソコンを起動して、ネットワークにログオン
- 「マイコンピュータ」 → 「'sv_4'のshere」 → 「Download」をクリック
- 「Pp.exe」をクリック
- 「POPパスワード」画面でパスワードを変更 → 「パスワード変更」→ 終了
| ログオン名 | 自分のユーザー名であることを確認 |
|---|---|
| パスワード | 1.で使用した元のパスワード |
| 新しいパスワード | 新しいパスワード を入力 |
| 新しいパスワードの確認入力 | 上とおなじものを再入力 |

改めて、ウィルス対策について
自然界のウィルスは動植物の体内に侵入して悪さをしますが、コンピュータウィルスも、パソコンに侵入してさまざまな悪影響を与えます。
コンピュータウィルスは、ハッカーと呼ばれる人達(自分の腕を誇示する人達か単なる愉快犯)によって作られる悪質なプログラムのことです。
これまでさまざまなタイプのものが作られ現在も増え続けています。自分が使っているパソコンだけでなくネットワークやインターネットを通じて他のパソコンへ感染する能力を持ったウィルスも増えています。
1.ウィルスに感染するとどうなるか
パソコンがウィルスに感染した場合の被害もさまざまです。ウィルスはWindowsのシステムファイルやアプリケーションの実行ファイルに感染します。感染したファイルを実行するとWindowsやアプリケーションの動作がおかしくなったり、変な表示が現れたりします。場合によってはパソコンが起動できなくなったり、起動できたとしてもまったく使えないという状態になってしまうこともあります。
また、感染したパソコンにあるアドレス帳のデータを使って、自分自身のコピーを他のパソコンへ勝手にメール送信してしまうタイプのものが増えています。結果的にあなたのパソコンが踏み台になってウィルスの被害を広げてしまうことになるのです。
2.メールを開いたり、ホームページを見ただけで感染するウィルスがある
Outlook ExpressやOutlookなど、HTMLメールが表示できるメールソフトではメールを開いたりプレビューしたりするだけで感染するウィルスがあります。
受信トレイの画面ではプレビューウィンドウを表示しない(下記(注1)参照)方が安全です。また、送信者に心当たりがない、件名や宛先が空白や文字化けしているなどのあやしいメールは絶対に開かないことです(下記(注2)参照)。
注1)プレビューウィンドウは受信トレイのメールを選択しただけでこれを開いて表示しています。従って、メールを開いただけで感染するタイプのウィルスには格好の餌食になってしまうのです。これを表示しないように設定し、面倒ですがメールの送信者や件名などをよく確認してからダブルクリックでメールを開くようにしましょう。プレビューウィンドウを表示しないように設定するには、メニューの [表示] → [レイアウト] →[プレビューウィンドウを表示する] のチェックを外して [OK] ボタンを押します。
注2)あやしいメールは選択して、[Shift] + [Delete] キーでパソコンから完全に削除しましょう。メニューやツールボタンの「削除」ではそのメールが「削除済みアイテム」に移動するだけです。時限爆弾のようなウィルスもあるので、万一を考慮して上記の方法でパソコンから完全に削除しておきましょう。
Internet Explorerなどのブラウザを使って、インターネット上のどこかのホームページにアクセスしたとき、そのホームページが表示されただけで感染するウィルスもあります。これを防止するには、アダルトサイトや海外のサイトなど、名を知らない、またはあやしげなサイトには絶対アクセスしないことです。
ホームページ上のリンク文字(クリックするとリンク先のページにジャンプする)は非常に便利な機能ですが、場合によっては非常に危険な機能といえます。リンク文字も慎重に判断してクリックする必要があります。
3.感染したら、どうしたらよいか
感染したことがわかったらまずやらなければならないのは、二次感染を防ぐためにパソコンをインターネットやネットワークから切り離すことです。ネットワークケーブルやモデムケーブルを物理的に外します。安全が確認されるまで絶対に接続してはいけません。
次にウィルスに感染しているメールを削除します(上記(注2)参照)。
さらに、パソコン内の他のファイルに感染している可能性があるので、ウィルス対策ソフトを使ってパソコン内を検査する必要があります。検査の結果ウィルスが検出されないか、または検出されたウィルスが駆除されたら、初めて安心してよいでしょう。改めてパソコンを使い始めることができます。
4.ウィルス対策ソフト
ウィルスからパソコンを守るための最も簡単な方法は「ウィルス対策ソフト」をパソコンにインストールすることです。
有名なウィルス対策ソフトはつぎのとおりです。
| ソフト名 | メーカー名 |
|---|---|
| Norton Internet Security 2005 | シマンテック |
| Norton Anti Virus 2005 | シマンテック |
| ウィルスバスター2005 インターネットセキュリティ | トレンドマイクロ |
(注) 本学斡旋のパソコンには「ウィルスバスター」がインストールされています。
新しいパソコンを購入したときに、パソコンにはこれらの体験版がインストールされている場合があります。
この場合、試用期間が済む前に正規版購入を促すメッセージが表示されます。インターネットに接続されていればオンラインで申し込みができますので、必ず正規版を購入しておくことをお奨めします。
ウィルス対策ソフトがインストールされていると、パソコンにウィルスが侵入してきたとき、それを検出して感染しないように処理(駆除)してくれます。また、ウィルスに感染したパソコンを復旧する機能もあります。上記1.~3.の恐れや心配をしなくて済むのです。
しかし、ウィルス対策ソフトは、パソコンにインストールしただけではウィルスを完全に防ぐことはできません。この点に注意が必要です。
なぜなら、インターネットの世界では常に新種のウィルスが発生しているからです。
ウィルス対策ソフトのメーカーでは、新種のウィルスが発見されるとすぐにそれを検出するためのパターンファイルを作成してウィルス対策ソフトをアップデートします。私達は自分のパソコンのウィルス対策ソフトを新しいアップデート版に更新する必要があります。そうしないと新種のウィルスから自分のパソコンを守ることはできないのです。
そこで、ウィルス対策ソフトにはインターネットに接続しているときに、定期的にソフトのアップデート版があるかどうかを確認する機能がついています。アップデート版があれば自動的に自分のパソコンにダウンロードしてインストールしてくれるのです。この機能をONに設定して、ウィルス対策ソフトを常に最新版に保つことが大切です。
5.その他
ウィルス対策ソフトはたくさん入れれば効果はあるか?
ウィルス対策ソフトは1台のパソコンに複数インストールしてはいけません。効果が無いだけでなくウィルス対策ソフト同士がお互いに干渉してウィルス対策ソフトの動作がおかしくなったり、Windowsやアプリケーションの調子が悪くなってしまうことがあります。もし複数のソフトがインストールされていたら1つを残して他のソフトをアンインストールしましょう。
プロバイダのウィルスチェックサービスには入るべきか?
プロバイダのウィルスチェックサービスを利用すればメールによって感染することはなくなるでしょう。しかし、メール以外の経路で侵入してくるウィルス(ホームページを見ただけで感染するウィルス、他人から借りたフロッピーディスクのファイルが感染している場合など)を防ぐことができません。やはりパソコンにウィルス対策ソフトをインストールし、常に最新版に更新する方法がベストです。

