主な科目の概要
臨床心理学特論(臨床心理学コース)
本講義では臨床心理学の実践に際し、多様な対象を理解するための基本枠組みとして、主に精神分析理論とその多様な展開を学習する。さらに、臨床心理学の実践の中で心理面接に重点を置き、心理臨床活動を進めていく上での基本的視点、児童、青年期、成人期、老人期など多様な対象を理解する上でのアセスメント面接の基礎、境界例、そして心身症など多様な不適応行動を理解する基本的枠組みについて学ぶ。
臨床心理面接特論(臨床心理学コース)
臨床心理面接の諸理論や技法の背景にある人格理論や援助理論を講じる。各技法の強調点とする支持・訓練・洞察・表現等に関連するクレイエント中心療法、イメージ療法、認知療法、精神分析療法、分析心理学療法などを考究し、共感的、援助的な基本態度を習得する。
臨床心理基礎実習(臨床心理学コース)
個別事例研究によるケースの文献的学習、ロールプレイによるインテークや面接の実際的技能の習得、臨床場面への参加・陪席による実地の体験学習。
人間行動学演習
この科目は、人間のさまざまな行動を総合的に考えることをめざす。そのために、人間の一般的、代表的な行動をとらえ、「人間とは何か」という問いへの追求をより具体的に指導する。
人間行動学特論
日常生活世界においてわれわれ人間はいかに世界をとらえているのか。本特論では現象学的心理学の観点に立ち、人間の環境世界認識のあり方とその特性について考究し、「人間とは何か」という根源的問いへの接近を図る。
社会学特論1
20世紀は激動の世紀といわれているが、最も大きく変化したもののひとつに女性の生き方がある。講義では<女性><家><社会>の3つをキーワードに、20世紀日本の社会変動について考察する。女性の生活の、何が変わり、どこが変わらず保持されているのか。男女共同参画社会の実現に向けて、女性と男性のありようの現状と課題を明らかにし、解決法をさぐる。
心理学特論1
本講義では、現代の科学的心理学が依拠する実証主義と定量的方法論の限界と問題点を踏まえ、それを補完するべく現象学的立場に立った定性的方法論を取り上げ、芸術作品や景観などの評価の問題を通じて、個々の人間の心理特性における共通性のみならず差異性についても理解を深める。
犯罪心理学特講
犯罪心理学とは、単に、犯罪者の異常心理やその異常性の形成に影響したと考えられる生育・社会環境を明らかにするだけの学問ではない。犯罪を構成する「加害者」、「被害者」、「(物理的)環境」、「(目撃者などの)第三者」といった各要因に関して、臨床心理学、社会心理学、環境心理学、認知心理学などの知見や方法論を用いて、多角的に検討される研究領域である。本講義では、これら各要因や知見、方法論を紹介し、犯罪心理学の全体を明らかにする。
教育学特論1
本講義は、教育学の領域のうち、人間発達の初期にある子どもを対象とする家庭教育や子育ての問題を講義し、理解を深めることを目的とする。具体的な項目として、家庭教育の機能、現代家族の変化、早期教育、少子化と、子育て支援等の問題をとりあげる。近代家族の変化、親にとっての子どもの位置づけの変化といった歴史的観点をふまえた上で、子育てをめぐるさまざまな社会状況の変化や子育て環境の実態を紹介するとともに、少子化政策や子育て支援の実態について、受講生が自ら情報を収集しながら解説を行う。
生理心理学特論
本講義では、人間の認知・行動の統御や実行に関わる脳を中心とする身体の生理的活動と心理現象との関連について解説する。また、人間の行動を解析評価するための生理心理学的計測方法とデータ分析方法について詳説する。
精神医学特論
IDC-10を教材として精神障害全般を学習し、ICDの上3桁の診断(コード番号化)を可能にする。次いで、児童精神医学特論と発達障害医学特論を履修し、臨床現場へ出て発達障害児に対応できるようにする。
経営学特論
この授業は、経営学の学問的性格を明らかにすること、経営学の研究対象である企業について理解を深めることを目的とする。受講者の専門知識の学習歴を配慮しながら、具体例を通じて、企業の経営現象を理解するための枠組みや概念、理論を講義し、その上、グローバル社会における企業経営の変容及びその課題について考察していく。
経済学特論
この授業では、経済学の基礎理論を学びながら、日本をはじめとする各国の経済政策とその影響について実証分析をおこなう。経済問題には短・中期の問題と長期の問題があるが、短・中期の問題では、金融市場の自由化、外国為替制度のあり方、マクロ経済政策などを論点として取り上げる。また、長期の問題では、経済発展過程における工業化戦略、技術移転、産業構造転換などについて議論する。

