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    【学長室】2013年度秋 学位記授与式 学長式辞(2)

     皆さんは短い人で2年、長い人は4年以上本学で学んできました。皆さんの学びの中で、大学としてKUIS学修ベンチマークという到達目標を示してきました。今日の段階でベンチマークとお別れだと思っている人は大きな間違いであると申し上げたいと思います。ベンチマークというのは卒業までに達成してほしい目標であると同時に、大学を卒業した学士として社会の中で自らの人生を選択していくための基盤となるべき力であります。「自律性」、自らを律していく、その中には計画性も含まれています。自らの感情・欲望に流されることなく、自らを律して必要なことをあらかじめ準備をしていく。さらに言えば、「社会的貢献性」、己の今したいことに流れるのではなく、将来の自分の家族、この社会の為に自分が何を残すことができるか。オリンピックの招致活動をしている人は7年後現役の選手であるわけではありません。しかしながら後継者である自分たちの子孫、より若い世代の為に貢献していく。まさに自らが満たされることだけが目標ではないということについて大きなメッセージを残してくれました。私たちが言う「社会的貢献性」というのは、自分のことだけを考え自分に返ってくるのものではありません。より広い視野で社会に対する皆さんの意識が、自らの未来をより良いものに拓いていきます。


     次に「多様性理解」です。皆さんがこれから必ず直面する問題です。留学生の皆さんは実感していることかもしれませんが、自らの常識が世界の常識ではない。そのことについては、皆さんがこれまで多くの経験をしてこられたものだと思います。しかし、違いがあるということだけを知っていても仕方がない、その違いがあるものを超えてどのように共通する部分を見つけていくのか、共通点を作り出していくのか、それが皆さんにとってのこれからのステップになっていくわけです。

     さらに「コミュニケーション能力」。読む、書く、話す。大学生活で学んできた事の中で、多くの失敗をしてきた人もいるかもしれません。しかし、皆さんにとって自らの中にある可能性・資源を社会に証明していく為には、皆さん自身のコミュニケーション能力をさらに伸ばし続けていかなければならない。学位記授与式は、皆さんにとって修了の式ではない、社会に出ていくスタートラインのテープを切ったに過ぎません。


     そして最後に「問題解決能力」。これからの日本社会にとって必ず必要となってきます。東アジアの受験学力、偏差値社会は、模範解答を覚えることによって高い点数が取れ、それによって難易度の高い進学先に入るというように推移してきました。ところが、こうした暗記型学力はこれからの高成長が期待できない社会の中において意味を持つのかということについて、私も現在中央教育審議会にて議論しているところです。暗記型学力では、答えはどこかにある。答えがどこかにあるならばコピーアンドペーストをすればよい。しかし、これから皆さんが社会の中で直面する課題というのは、模範解答があるものではなく、問題の本質を自ら見つけなければならない。そしてその見つけたものに対して、自分の頭で考えていく。事例を参考にしながら自ら考えていく、これまでの経験に照らして、その方法論をどう伸ばしていくのかが、皆さんにとっての真の力となっていきます。先見性を持ちながら自らの10年先を考え、そして人生の終了までを見通して自分がどのような生き方をしたいのか、その為にはどういう力を付けるのか、社会情報がどう変わっていくのかということを自分で考え、より良い人生を選択できるよう準備をしてほしい。そのために重要となってくるのが「自らを律し、自らがタイミングを失せず、決断する」ということです。これからの人生が、より実りの多いものになるように、ベンチマークを通して学んだ社会の中で必要とされる力をさらに伸ばし、社会にとって有意な人材となり、この社会、そしてこの世界をより良いものに出来るように皆さんの力を発揮していただきたいと思います。以上で皆さんへのお祝いの言葉といたします。

     本当におめでとうございました。


     最後に、ご臨席くださいました保護者の皆さま、ご家族の皆さま、本当におめでとうございます。彼ら自身がここで学んだ力、基礎をさらに伸ばしていってくれることによって、豊かな日本の未来とともに彼らの未来が拓けることを私たち教職員一同共に願っております。

     心よりお慶びを申し上げます。



    2013年9月11日

    学長 濱名 篤

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