建学の精神・教育理念

学校法人濱名山手学院の建学の精神

学校法人濱名山手学院は創設以来、"以愛為園(愛を以て園と為す)"の精神で発展してきました。「愛」とは相互愛であり、人との関わりは、相互に愛と信頼があってはじめて成立するものといえるでしょう。

関西国際大学はこの精神を生かし、「地球上の人々それぞれの立場を理解し、共に歩む、人間愛にあふれた人の育成」をめざしています。それは単に国際社会で活躍できる人間であることにとどまりません。世界中の人々と痛みを分かち合い、問題を解決していく実行力のある人間こそが、本学が求めている人間像なのです。

この見地に立って、「関西国際大学」の教育は、単なる知識の修得のみに終わらず、広く21世紀のアジア・太平洋を見すえ、世界市民として活躍できる人間の育成を目的とします。

関西国際大学の教育理念

本学では、学校法人濱名山手学院の建学の精神を具現化し、大学の教育理念を次の通り定めています。

関西国際大学は、世界的視野に立ち、人間愛にあふれ、創造性豊かで行動力のある人間の育成をめざす、知性あふれる学問の場である。

自律できる人間であろう
自己に厳しく、たえず努力し続ける人間になろう。

社会に貢献できる人間であろう
自ら創造し、積極的に行動する人間になろう。

心豊かな世界市民であろう
世界の人々と共に生き、互いを高めうる人間になろう。

関西国際大学の教育理念を達成するために

本学では、教育理念を達成するため、様々な取り組みを行っています。知識や理論を学ぶことと、経験と体験を通して学ぶことを統合して、自らの学んだことを実際に活用できる力を育成していくことを重視しています。

1.自律できる人間であろう

自律できる人間-それは、自らの行動に責任を持つことができ、継続して自律的に学習することにより、常に成長し続けることができる人間を想定しています。それを実現するために、学生が自ら目標を設定し、活動し、振り返ることができるような仕組みを構築しています。

平成18(2006)年4月には、全学共通の学習到達目標である「KUISs学修ベンチマーク」を制定しました。内容は、本学の教育目標である「自律できる人間」、「社会に貢献できる人間」、「心豊かな世界市民」を、具体的な能力に結びつけて表現した3項目と、「問題解決能力」と「コミュニケーション能力」について設定した2項目です。これらは、4年間の共通教育と専門教育を通して、「本学学生が卒業時に身につけておくべき能力」として設定しています。

KUISs学修ベンチマーク

また、平成23年3月には、学部学科の人材養成目的をすでに設定していた各学部規則を改定し、各学科の学習目標を明確にしました。これにより学生は、各学期の学習に関する目標の設定が行いやすくなります。

さらに、平成22年度の後期からリフレクション・デイを設けました。春学期と秋学期が始まる直前に、学生自身が半年間の学習やその他の活動をじっくりと客観的に振り返り、何が達成できたのか、また、何が不足していたのか確認します。それをもとに、次の学習目標を設定し、具体的な取り組みを考えるのです。達成状況の確認と目標の設定はポートフォリオに記録しておき、いつでも確認できるようにしています。

2.社会に貢献できる人間であろう

社会に貢献できる人間-社会へ貢献する方法は様々な形があるでしょう。大学で学ぶ私たちにできる社会への貢献とはどのようなことでしょうか。ボランティア、地域活動への参加・・・。もちろんそれも大事なのですが、大学で学ぶ者にとって最も基本的なことは、各人が専門知識や技能、教養をしっかり身につけることです。そして、大学を卒業して身につけた知識や技能を総動員して、社会のために活用しましょう。

大学では、学生に知識や技能をしっかり身につけてもらうために、サービスラーニングやインターンシップなどの教室外活動を充実しています。サービスラーニングは、大学教育と社会貢献とを融合させ、教室の知と社会実践をリンクさせる教育方法です。地域ニーズに対応した社会活動に実際に参加することを通して、学びの目的をより明確にします。さらに、専門知識だけでなく、社会に対する責任感、問題解決力やコミュニケーションの力なども高めることを目的にしています。自らの生き方につながる学びを獲得することを目的にした体験学習です。

サービスラーニング

インターンシップ

また、教室での学習についても工夫しています。これまで、大学の一般的な講義授業は、教員が一方的に講義し、学生はそれを聞いてノートを取るというスタイルがほとんどです。本学では多くの講義授業で、アクティブラーニングというスタイルを取り入れています。アクティブラーニングは、グループワークやディスカッションなどにより、学生が能動的に授業に参加できるように工夫した教授方法です。全教員がアクティブラーニングという教授手法を研究し、実践しています。

3.心豊かな世界市民であろう

心豊かな世界市民-私たちは、地球に住む市民です。この地球には多種多様で異なった文化や考え方をもった人々がともに暮らしています。科学技術の発展や経済のグローバル化によって、今後ますます地球規模で物事を考えることが重要になってきます。にもかかわらず、私たちがこれまでに自分の目と耳で見聞きしてきた事柄はどのようなことでしょうか。世界の中のほんの一部ではないでしょうか。

本学では、世界の人々とかかわるステップとして、グローバルスタディを整備しています。グローバルスタディとは、産業や文化面で深いかかわりのあるアジアを中心に、世界の人々の多様な価値観を理解し、自ら考え、行動できる人材を育成するための「体験」を中心とした海外での学習プログラムです。このプログラムは、具体的には、海外サービスラーニング、海外フィールドスタディ、海外インターンシップで構成されています。

グローバルスタディ

海外サービスラーニングは、サービスラーニングの海外版です。大学教育と社会貢献とを融合させ、海外の地域ニーズに対応した社会活動に実際に参加することを通して、専門知識や技能等を高めます。 海外フィールドスタディは、学生がグループで企画し、事前に研究したテーマについて、海外提携大学とのグループワークなどを通じて現地調査を実施します。帰国後は、その研究成果をまとめて報告会を開き、単位が認定されます。

海外サービスラーニング

海外フィールドリサーチ

海外インターンシップは、在学中に、自分の将来のキャリアに関連した分野での就業体験を海外で行い、将来に対してのビジョンを明確にしていきます。さらに、インターンシップ先で外国語や異文化に触れることで、多様な世界の人々や自分たちの社会についての理解を深め、国際的な視野を持って行動し、人間的な成長を果たしていくことを目的としています。

海外インターンシップ