教員紹介(保健医療学部 看護学科)

准教授

原本 久美子 (Kumiko Haramoto)

所属
保健医療学部 看護学科
専門

老年看護学

主な担当科目(学部)

老年看護援助論、老年看護学実習、統合看護実習(老年看護学)、卒業研究

Q1.現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

研究テーマは「看護師の役割」「老年看護」です。人生100年の超高齢化を迎える中で、医療の高度化や機械化は、ロボットが参入する時代になりました。医療チームは多職種から構成されるため、看護師もより専門的役割を問われます。

しかし、看護というのは、形としては表面化されにくいものもあり、それら表面化されにくい日々の看護を残したい、と考えるようになったからです。

Q2.プロフィール

出身は北海道です。関東での生活が長く、関西に来て4年が経ち現在に至っています。国内とはいえ、地域によって文化も違い、実際に住んでみることで「なるほど」と納得できることも多く、どの地も住めば都の思いです。

旅行が好きで、最近はかつて高校の修学旅行で訪れた地が近くなったため、遠方からの友や家族と足を運ぶことも増えました。今更ですが、当時では気づけなかったことも、再度巡ることで新発見があり旅の醍醐味となっています。

Q3.看護師の仕事をしてよかったと思ったことは何ですか?

看護職は、専門職としてのやりがいと、キャリアを積み重ねることで、自己成長に繋がり社会に貢献できる仕事である、ということです。看護は、一見同じことを行っているように見えながら、その方に合わせ、日々、工夫があり、その効果で変化もあります。

そのため、その時々に患者さまの個別を考えた対応プロセスからの学びも多く、自身の成長につながっていたように思います。やりがいがあり、あっという間に過ぎて行くというのが実感です。

Q4.看護師の仕事をして辛かったことは何ですか?

病状によっては、治療の効果が表われず、回復が望めにくい患者さまや家族の方に出会ったときで、関わりも深くなるだけに当事者の方たちの辛さを感じました。

Q5.高校生へのメッセージ

看護職は専門職としてのやりがいと、地域社会に貢献できる職業のひとつです。看護のオープンキャンパスに一度足を運んでみませんか。三木キャンパスでお待ちしています。

Q6.講演・取材など協力可能なテーマ

自宅療養生活におけるちょっとした一工夫 

・寝たままでの手軽な洗髪

・バスタオルを使用した寝たままでの身体の拭き方