教員紹介(国際コミュニケーション学部 観光学科)

講師

小山 聖治 (Seiji Koyama)

所属
国際コミュニケーション学部 観光学科
専門

観光学・経営学

主な担当科目(学部)

旅行産業論・マーケティング論・トラベルエージェント論・プロジェクトマネジメント演習・卒業研究

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

現在私はサービス業の中でも観光業の人的資源開発および、インターナルマーケティングの観点から行動変容につながる教育研修に関する研究を進めており、今後はエンゲージメントが奏功するプロセスの体系化を進める予定です。

市場にモノと情報があふれる時代になり、消費者が提供された価値を認める目的は、単に物欲を満たすことから、それ以外の便益を求めることに変化しつつあります。市場を先読みし、顧客が気づく前に先回りして、価値を創造することに事業が存在する意義を求められる現代では、サービスが価値創造の中心を形成しています。しかしながら、モノに比べるとサービスは捉えることが難しく、そこには人の介在が不可欠であり、そのマーケティング・人的資源開発・デザインは時代ともに変化するため、研究の継続が不可欠だと感じたのが研究のきっかけです。

最新の研究で体系化された理論と実践の融合による専門知の提供こそが、学生の「新しい知」となり、現在の複雑化した社会課題の解決につながります。私自身が実務家というだけではなく、修士課程で学んだ経営学領域の研究を継続することで、実践知と学術知の両輪を装備しつつ、学生の指導に役立てたいと考えています。

■ プロフィール

大学卒業後旅行会社で25年間勤務し、約200回の海外添乗業務を通して様々な業界のお客様を世界中へご案内しました。またロサンゼルス支店のマネージャーとして5年駐在し、全米のツアーオペレーションの責任者として様々な業務統括を経験しました。帰任後は本社(東京)と関西営業本部(大阪)にてMICE事業、オリンピック関連事業、訪日・地域誘客事業などの分野で営業・企画・販促業務に携わってきました

実務家が経験したことがそのまま即、実践知=専門知になるわけではないと感じ、大学院修士課程ではそれまでの実践知に加え、サービスとホスピタリティーを学術知で体系化された理論で学ぶことで、実践知と学術知を融合させ専門知を形成してきました。

■ 高校生へのメッセージ

人が驚いたり、感動したりするのは、「思ってもみなかったことが実現する」からですが、問題は、人に尋ねても、人が気づいていないことまでは教えてくれないことにあります。「欲しがるものを、予期せぬかたちで」という矛盾を実現させるには相手を観察し、様々な背景を加味したうえで、自分なりに考えないといけません。答えが分からない中で答えを見つけるには創造性が必要ですが、その答えが当たり、相手が喜ぶ姿を見た時、それは自分の喜びに変化します。このようなサプライズを仕掛けることが好きな人は観光学科をお勧めします。

高校生の3年間でやりたいことを見つけて、明確な答えを出すというのはとても難しいことだと思います。大人の手前になりたくさん悩むこともあると思いますが、悩むとは考えるということだと受け止めてみてください。社会に出ると、自分で考えて判断して決断することの連続です。周りに流されずに、相手が「何をされたら嬉しいのか」そのために自分は「何をしたいのか」を考えることで、日々自分の中で大切にしていることが、将来や仕事につながることもあります。そういう意味では、高校時代は、自分で考え悩んで、決断して行動することが大切だと思います。

今は情報過多の時代です。大切なのは、情報をそのまま受け取るのではなく、真実を自分で確かめることです。周りに流されずに自分の考えを貫いて、自分に自信を持って決断してほしいと思います。

「判断とは過去が基準」であり、「決断とは未来が基準」です。自分の未来に向かって決断し、行動につなげてください。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

観光事業・観光教育・観光マーケティング・セールスモチベーション・人的資源開発・ホスピタリティ・イベントマネジメント・ダイバーシティ