
教員紹介(社会学部 社会学科)

- 所属
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社会学部 社会学科
現代社会学部 総合社会学科
現代社会学部 観光学科
- 専門
理論社会学、社会変動分析
- 主な担当科目(学部)
社会学基礎Ⅰ、社会学基礎Ⅱ
Q1:現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。
高校時代、社会科の科目(「世界史」「日本史」「地理」「現代社会」「倫理」「政治・経済」)はすべて好きでした。歴史を勉強したいと思い、文学部に入学しましたが、そこで「社会学」という学問と運命的な出会いをしてしまい、社会学の研究者という職業を、一生の仕事にしました。
第二次世界大戦終了からすでに75年経っています。75年間に日本社会はどのように変化したのかを研究しながら、これからの日本社会や世界社会がどうなっていくのかを、少しでも明らかにできればと思っています。
したがって現代社会で起こるさまざまな現象については、いつも好奇心をもってながめています。たとえば「なぜネット上で炎上が生じるのか」「なぜイジメが起こるのか」「AIやロボットが普及したら、働き口がなくなるのか」「人口減少が続くと、30年後の日本はどうなるのか」といった問いについて、考えています。
このように社会の動きを観察しながら、「現代社会を生きる上での知恵」や「他者と共存する知恵」を、皆さんとともに、獲得することができればいいなと思っています。
Q2:プロフィール
熊本県で生まれ、小学校・中学校・高等学校時代は広島県で過ごしました。その後、東京、福岡、大阪で生活してきました。生活してきた土地の言葉を習得しましたので、自分の日本語が、標準語なのかどうか、いつもわからなくなっております。関西弁は流暢(りゅうちょう)に使えません。
Q3:高校生へのメッセージ
高校・大学というのは、「大人への入口」であり、「大人になるための成長期間」です。ですから、「友だちづきあい」ができること、勉強をきちんとすること、部活に取り組むことが大事です。こう書くと、皆さんの多くは「何だ、あまりにも当たり前のことではないか」と思い、このアドバイスが心にひびかないかもしれません。
けれども、人間として「当たり前のこと」を普通におこなうところから、人間の営みがはじまります。普通の人間の営みのなかから、新しい発見・発明、さらには社会に大変動をもたらすイノベーションが生まれるのです。
Q4:講演・取材など協力可能なテーマ
・戦後日本社会はどのように変化してきたのか
・将来社会を構想し実現するための考え方
・社会において正義は実現可能か