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    【国際コミュニケーション学部】<文化人類学コラム>文化の「目立つ側面」「目立たない側面」

     

    【2020年10月13日】

    異文化理解とひと口にいっても、文化にはさまざまな側面があるので、簡単ではありません。現地語ができないと、異文化の深い理解は難しいかも知れません。現地に親しい友達がいないと、自分の行動範囲が限られて、異文化理解も表面的な次元で終わってしまうかも知れません。


    ところで、文化を「目立つ側面」と「目立たない側面」にわけて考えたら、異文化理解の目標がより明確になります。「目立つ側面」とは、例えば、言語、宗教、芸術、食文化など、誰がみてもすぐ気づく文化の違いです。それに対して、「目立たない側面」とは、例えば、交友関係のパターン、恋愛の仕方、時間感覚、空間認識の仕方などを含みます。こうした文化の違いもある程度知らなければ、現地の人とのコミュニケーションに誤解が生じることもあるので、とても重要です。


    例えば、日本人は、世界的にみても時間に几帳面である、とよくいわれています。海外の人からみたら、電車やバスが分刻みで動いていることだけでも、非常にびっくりすることです。もし電車やバスが数分遅れたら、車掌が乗客に謝ることもありますが、それも海外の人をとても驚かせます。海外では、電車やバスが分刻みで来ないことの方が当たり前だからです。


    私が中国にいた時、市バスを待っていても、アバウトな時間にしか来ませんでした。市バスの停留所には、時刻表さえありません。バス停には、写真のように、目的地と路線番号しか書いていません。それでも、重要なバスは頻繁にくるので、誰も困っていませんでした。そうした状況では、日本でのように、バスが数分遅れたからといって腹を立てても、仕方がありません。実は、中国に限らず、多くの国では、時間の捉え方がおおざっぱで、アバウトに物事が動いています。(最近では、中国でもアプリでバスの位置などを確認できるようになりましたが)


    文化の「目立たない側面」を理解するとは、そうした文化の違いを深く理解することです。言語の習得だけではなく、そこまでして初めて、本当の意味でのグローバルな人間に近づけると思います。本学では、こうしたことを学ぶ授業として、文化人類学があります。興味がある人は、ぜひのぞきに来てください。


    国際コミュニケーション学部 准教授

    清水 拓野

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    時刻表がない中国のバス停

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