【国際コミュニケーション学部】有本純教授・片山真理教授らの研究グループが1月末に英語の発音指導書を出版
【2021年1月8日】
これまで、英語の発音指導法を研究してきた成果をまとめたもので、中学・高校の英語科教員だけでなく、英語の授業が始まった小学校教員、塾の講師、英語教職課程の学部生、英語教育を専攻する大学院生など、幅広い指導者層を対象に書かれています。特に、英語音声学を学んでいない人にも分かり易く解説し、日本人学習者に必要な指導ポイントが、具体的な導入指導法(=教え方)や矯正指導法(治し方)として詳しく解説されています。
この指導法は、英語コミュニケーション学科の授業(英語音声学・英語発音クリニック・英語科教育法)で実践されており、多くの学生を指導してきた経験や、80回を越える研究会、科学研究費助成による研究成果が活かされています。
また、練習用教材は、付属CDだけでなく音声ダウンロードもできます。音声はアメリカ英語で録音されていますが、「日本人学習者が間違った発音をするとこうなる」という例も含まれており、教室で実際に遭遇する誤り発音の収録は、これまでの指導書にはない特徴です。また、様々な知識を短くまとめた「コラム」や、お勧めアプリの紹介もあります。
『英語発音の指導:基礎知識からわかりやすい指導法・使いやすい矯正方法まで』CD付
三修社 2021年1月 ISBN978-4-384-05952-6
(英語コミュニケーション学科:有本 純 、片山 真理)