【国際コミュニケーション学部】<コラム>英単語の成り立ち
【2020年7月3日】
世界中を困らせているコロナウイルスですが、この英語名称COVID-19は、coronavirus disease 2019の下線部をつないで短くした単語です。世界保健機構WHOもWorld Health Organizationの略ですね。英語には、このような語の成り立ちの例がたくさんあるので、その一部を紹介しましょう。
例えば、CD-ROMはcompact disc read only memoryの頭文字をつないでいます。身近にありすぎて、元の意味を忘れていませんか。
少し変わったところでは、海に潜るスキューバ・ダイビングも、この例です。
self-contained underwater breathing apparatusの頭文字をつなぐと、scubaになります。
レーザー・ビームも、この類です。
light amplification by stimulated emission of radiationでlaserという語ができ上がっています。少し難しい単語が含まれていますので、辞書で意味を調べてみましょう。
このような単語の成り立ちは、クリッピング(clipping)と呼ばれており、学科の専門科目である「英語学」という科目の「形態論」という語形成を扱う分野で学びます。
皆さんも、このような単語を探してみませんか?
(英語学担当:有本 純 教授)