活動報告
"" 【ビジネス行動学科】 人間科学サービスラーニング1 フレッシュマンキャンプ 2010年4月19~21日

活動写真ビジネス行動学科恒例のフレッシュマンキャンプが、4月19日(月)から21日(水)まで、大阪府豊能郡にある大阪府立総合青少年野外活動センターで実施されました。参加者は新入生、上級生ヘルパー、引率教員の総勢約130名。今回のテーマは新入生がスムーズな大学生活をスタートできるよう新入生とアドバイザーの人間関係を円滑にすることと、サービスラーニングで地元三木市の「日本一美しいまちづくり」の施政方針のもと地域貢献に取り組むための基礎的体験をすることにありました。

現地に到着し、開講式・昼食の後には、さっそく“ハート(HRT:Human Relation Training)アクティビティ”に挑戦です。まずグループの雰囲気を和らげ、徐々にお互いのコミュニケーションが必要となる課題にグループが協力して挑みます。硬かった心と身体も、どんどんほぐれていきます。そして、キャンプでは食事も人間関係づくりのアクティビティとしてとらえています。初日の夕食は、“華麗なるカレー対決”と題して、ゼミ対抗カレーライス作りです。どのゼミのカレーが美味しかったか、盛りつけに工夫が見られたか、ゼミ内で協力して時間内に出品できたかなど教員、上級生ヘルパーが審査委員となり厳しい審査を行いました。夜のセッションは能勢の自然環境についてインストラクターよりレクチャーを受け、今後展開されるサービスラーニングの基礎知識を得ました。

2日目は天候に恵まれず、残念ながら予定していたゼミ対抗全山オリエンテーリングと森林整備は延期となりましたが、午前中は体育館で雨プログラムの「真の炎のチャレンジャーは何ゼミだ!選手権」が行われました。ここでは、ヘルパーが準備した「ぐるぐるバットリレー」「毛布バレー選手権」などの創作競技でゼミのチームワークを競いました。上位チームには、夕食のバーベキューの食材がプラスアルファ!という賞品付きです。午後からはエレメントを使ったハートアクティビティを行い人間関係強化を図り、また、夕食後の、チーム対抗“パフォーマンスナイト”は「夢」をテーマに趣向を凝らしたスタンツで大盛り上がりでした。

最終日も薄霧が立ちこめ優れない天候でしたが、人間関係づくりの総決算としてゼミ対抗全山オリエンテーリングに挑戦し、閉校式を迎えました。

大学入学後3週間足らず、どこかよそよそしかった雰囲気も、このキャンプを契機に、すっかり打ち解け、4年間を有意義に過ごす良いスタートを切ったと言えます。中でもグループで課題を達成していくという体験は、この後のサー ビスラーニングの授業でも活かされ、ベンチマークを達成していくうえでの基本である「人を信じる気持ち、人に信じられる態度」も喚起できたと信じています。

(ビジネス行動学科教授 高見彰)

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