活動報告
"" 【人間心理学科】 人間科学サービスラーニング1 が行われました
    -「Change!:人と交わる、社会と関わる、新しい自分と出会う」  2010年5月11日~13日

 人間心理学科1年生のサービスラーニングIの一環として5月11日から13日まで大阪府豊能郡にある大阪府立総合青少年野外活動センターで実施されました。参加者は、新入生144名、引率教員11名、上級メンター4名、メンター16名の総勢175名でした。

 この合宿の目的は、「人間関係調整力の向上」と「自己発見」を深めることであり、そのための多様なプログラム活動が展開されました。まず、開講式では、サービスラーニングIのベンチマークである「自律性」「共感的態度」「リーダーシップ/メンバーシップ」の再確認が、広沢先生から行われました。

 初日は、コミュニケーションワークの基礎として、“ハート(HRT:Human Relation Training)アクティビティ”①に挑戦しました。入学して1ヶ月が過ぎ、ようやくゼミ内のメンバーの名前と顔の一致する段階であるために、不安な面持ちで取り組む様子がありました。しかしながら、ハートアクティビティが深まるにつれ、グループ内の笑顔が増えていきました。さらには、各ワークの課題解決に向けての自発的な発言やリーダーシップが発揮される場面が大変多く見られました。

パフォーマンス写真
 2日目は、チーム力や人間関係力が目指される剣尾山内のオリエンテーリングやウォール(壁越え)などのハートアクティビティ②③に取り組み、チームワーク力が強化されました。夜には、各ゼミ対抗のパフォーマンスナイトが行われました。上級メンターやメンターの司会のもと、吉本新喜劇さながらの人情と笑いの漫才やコント、迫力満点の高知よさこい踊りが披露され、さらには、本学学歌が熱唱されるなどこれまでにないエンターテイメントショーの連続。まさに審査員泣かせの2時間でした。フィナーレは、再度、全員での熱唱となり、教員、学生共々、心が一つとなりました(写真参照)。

コラージュ写真
 3日目は、「We have a change」をテーマにしたキャンプコラージュの作成を行いました。キャンプコラージュとは、センターでの活動に対して、新入生の個人の「Change」を題材に、各グループで振り返る作業です(写真参考)。ある女子学生は、「最初から最後まで人との関わりが大事であると気づく合宿でした。仲間や自分を信じることにより、越えられない壁も越えられる壁に変わること、それを実感しました。」と自分の「Change」を表現していました。

  こうした「Change」を陰ながらサポートをし続ける上級メンターやメンターの活躍は目を見張るものがあります。閉会式では、ベンチマークの意義について、メンターから新入生に問いかける場面もあり、彼らの存在は、新入生にとっての身近な援助者として、またよき先輩としてのキャリアモデルにもつながっています。
 今後、人間心理学科のサービスラーニングIでは、今回の合宿における新入生の「気づき」を手がかりに、人が人を支えあう関係を具現化するべく、地域に根差したサービス活動の実践の場として、6月に、「地域貢献」をテーマに高齢者大学との交流会が行われます。

* 各グループが作成したキャンプコラージュを、三木キャンパス内に展示いたします。

(人間心理学科専任講師 坂中尚哉)

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