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 【現代GP】「じゃがいもの家を守るプロジェクト」防災訓練とインタビューを実施しました
 

 8月3日(金)に、兵庫県広域防災センター及び本学にて、三木市口吉川町のNPO法人三木市手をつなぐ育成会小規模作業所「じゃがいもの家」と、本学人間行動学科3年笠原ゼミが、現代GPプロジェクト「障害児者の防災教育プログラムの開発」に向けた合同プログラムを実施しました。

  午前は防災センターの長谷川教官の指導のもと、煙避難、地震体験、消火器訓練に参加しました。慣れない場面に戸惑うメンバーもいるかと予測されましたが、ゼミ生塩見大祐さんや大林郁子さんのサポートを受けてスムーズに体験を進め、台風5号の影響が残る悪天候の中、本番さながらの防災訓練を無事終えることができました。

  午後より会場を本学に移し、水棹館食堂での昼食会、学内見学ツアーを楽しんだ後、ゼミ生坂本祐太さんの進行によるグループインタビューを実施しました。インタビューの目的は、「@作業所にいる時地震が起きたらどうなるか?」「A安全な身の守り方」「B緊急時の連絡体制」の3点から、「じゃがいもの家」のメンバーが感じる課題を抽出することです。メンバーは午前中の防災訓練の体験に基づいて、活発に意見を述べました。

  この日に向け、ゼミでは先行研究レビューを通したインタビューリストの作成、知的障害のある人と行う調査の留意点、インタビュー技術、分析手法などを学び準備を進めてきました。終了後ゼミのブリーフィングでは、支援者や学生には分かりにくい「障害のある当事者の視点」が明確になったという指摘があり、今後のプロジェクト運営でこの視点を十分に踏まえる必要性を確認することができました。


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2007/8/9開設