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 【現代GP】播磨社会復帰促進センターで刑務所業務の研修

 

 犯罪科学専攻を中心とした本学学生8名(警察官合格者を含む)が、10月に開所する「播磨社会復帰促進センター」で、9月27日(木)に刑務所業務に関する研修を受けました。

  「播磨社会復帰促進センター」は、本学の所在地である三木市隣接の加古川市に新設されたA級(犯罪傾向の進んでいない者を収容)対象の施設です。本学では「現代GP 安心安全まちづくり事業」の一環として、受刑者への支援活動を行うことにより、犯罪や防犯に対する認識が深まるなどの高い教育的効果が期待されることから、現在、同センターとの連携を模索しているところです。すでに、先月8月21日(火)には、同様施設の「加古川刑務所」への視察を、犯罪科学専攻を中心とした学生16名が行っています。

  研修では、事前に配布された専門用語集などをもとに、全体的な事務業務の流れや具体的な支援活動について学びました。学生らは、初めての刑務所視察や業務研修を体験し、「犯罪とは何か」をより実際的に知ることができました。なお、参加した4年生を中心に、10月からセンター内で定期的な支援活動を行う予定です。

  担当の桐生教授は、「大学生が刑務所などの施設に直接関与することは、日本で始めての試みと思われる。今後、検討すべき課題も多いが、試行を繰り返し蓄積される活動資産を基本に、本学にて関連する学部学科の学際的な教育プログラムを検討していきたい」と述べています。


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2007/9/29開設