KUIS 関西国際大学
 広域防災センターで防災体験型研修(学生消防隊が初訓練)

2月7日から9日までの3日間、総合ビジネス学科1年生対象の選択必修科目「実践体験U」が開講され、大学に隣接する兵庫県立広域防災センターの施設を利用した「防災体験型研修」が行われました。一般学生37名のほかに、学生消防隊のメンバー17名が参加しました。

本学と広域防災センターは、昨年10月に連携・支援協定を締結しており、災害応急対策時には学生消防隊をはじめとする本学の学生が人的支援を行い、平時には学生に対する防災教育や調査研究などで協力していくことで同意しています。

初日の7日は、学内において、VTRやグループディスカッションを取り入れながら、震災や防災の基礎知識を学びました。

8日は、防災センターに移動して、三角巾を使った応急手当の仕方やTシャツや毛布を使った担架の作り方などの実技指導を受けた後、一般の人に楽しみながら防災について学んでもらおうと考案された「防災チャンバラ」を体験しました。

9日は、2班に分かれて災害に備えたさまざまな訓練や体験学習に取り組みました。A班は、消防隊服を着用して、消防学校に入学した学生がまず最初に学ぶ「礼式訓練」や、テント・簡易トイレ・救命ボードなどの災害支援物品の組み立てに挑戦しました。B班は、人形を使って心肺蘇生法やAEDの操作方法を行いました。このほかにも地震体験、煙避難訓練、屋内消火栓訓練、備蓄倉庫見学、ロープ結策訓練など盛りだくさんの内容でした。

 【参加した学生の感想】

★3日間の研修を終えて、私たち一人ひとりがもっと防災に対する知識を身につけ、自分自身を守ることができるようになれば、災害時に犠牲者を減らし、人の命を救うことができると感じました。人々の防災に対する意識を高めるために、「防災チャンバラ」のような楽しく防災について学べる手法を取り入れることは大切だと思います。

★命の大切さを教えてもらった3日間であった。防災、救命について日頃からあまり意識していなかったので、授業を受けてためになることばかりだった。震災が発生した場合は、慌てずに近くの人たちとコミュニケーションを取って考え行動することの大切さを学びました。

★災害時に自分の身を守り、他人の命を救うことは、1日やそこらの学習では身に付かないことを身を持って感じました。防災や救急法について身に付けるためには、今後も継続して取り組んでいかなければなりません。


2/10 神戸新聞 三木版 「関西国際大に学生消防隊誕生 防災公園で初の訓練」
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/mi/0000237921.shtml




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2007/2/13開設