関西国際大学 大学間連携共同教育推進事業

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大学間連携共同教育推進事業 第4回全体会実施

大学間連携共同教育推進事業の第4回全体会を実施しました。

 2016年2月13日(土)に関西国際大学尼崎キャンパスにおいて、大学間連携共同教育推進事業の第4回全体会を実施しました。当日は、各連携校関係者と招待校、評価委員の先生方が出席しました。

 本会議は、各校から「事業の進捗状況について」および「各分科会での取り組みについて」の報告を行い、連携校間で情報を共有するとともに、外部評価委員の先生方に本取組の評価・助言を頂きました。

 以下、各報告についての概要をご紹介します。

各校における事業進捗状況について

「淑徳大学におけるHIPの取り組みについて」

 サービスラーニング・プログラムを通じた教室外プログラムの実践では、「主権者教育」をテーマにした選挙管理委員会と連携した取り組みや、「地方創生」をテーマにした地域社会と連携した取り組みを行った。学士力ルーブリックを活用した全学的な学修成果のアセスメント活動では、昨年度に作成された「学士力ルーブリック」の試行と各学部における教室外プログラムの「ルーブリック」の作成を進めている。「学士力ルーブリック」の試行を通じて、内容・運用に関する課題を明らかにすることができたので、来年度に向けて、修正作業も同時に進めている。

「北陸学院大学におけるHIP教室外プログラムの取り組み報告」

 前年度に導入した本学独自のPBL 型学習「MIP(Mission Innovation Project)」を、実施後に内容の検証と新たな課題設定を行い、発展的に実施した。また、幼児児童教育学科の特性を活かし、地域の親子との交流をとおした学びの取り組みである「赤ちゃん・サロン」を、大学と短期大学の学生が合同で地域の課題解決を図る取り組みとして「金沢ユニバーサル・ツーリズム」の実施を、またグローバルスタディの新たなる導入として、2016 年度実施を目指して、国内で異文化体験を行う取り組みである「Active English」を立案した。

「くらしき作陽大学の取り組みについて」

 今年度から、「くらしき学講座」という地域貢献活動に取り組んでいる。その中で音楽学部は、「音楽貢献実践I 」において、「ヤングコンサート」という名称で,本学の地元である玉島市民交流センターや倉敷市立美術館においてコンサートを開催した。課題としては、今年度にスタートしたばかりということもあり、客観的なエビデンスに基づいて確認するという点が不十分である。今後、学生たちの学びを確認していくために用いる指標を整備し、ルーブリックやポートフォリオ等を活用していく必要があると考えられる。

「関西国際大学の教室外体験プログラム」

 現在、グローバルスタディはグローバル教育センター、サービスラーニングはコミュニティ交流総合センター、インターンシップはキャリア支援センターが所管し、プログラムの開発や実習先となるステークホルダの開拓・調整等の支援を行っている。ねらいや活動テーマ、活動内容は様々であるが、共通する要素として、①プログラムごとに目標を明確にする、②現地実習の前後に、事前学習、事後学習を行う。事後学習ではふりかえりを設定する、③ルーブリックの活用を進める、といった点に留意している。また、いずれのプログラムについても各センター主体となって評価を行い、次年度に向けての内容の改善、あるいは廃止などの検討することにより、できるだけ前年踏襲にはならいないようにプログラムの充実を図っている。 各分科会の取り組みについて

「アクティブラーニング研究会の取組み報告」AL研究会

 2015年8月6日(木)、淑徳大学においてワークショップ「大規模教室におけるアクティブラーニングについて」を開催した。経験を共有し、共通の課題を発見し、その課題を解決するためのアイディアを集めることを目的とし、課題やその改善方法、参考となる取り組み、自己効力感を高める工夫などについて活発な議論・意見交換が行われた。

「HIP学生交流会」学生交流会

 2016年2月6日(土)、連携大学を遠隔会議システムで接続して開催した。各連携大学のカリキュラムポリシーに沿った個別の取り組みについて、学生自身の発表を通じ、その成果を連携校間で共有すると共に、より良いアクティブラーニングのあり方を考えることを目的として開催した。各連携校から学生が自身の参加したHIPの事例を紹介し、その後「学生にとって本当に望ましいアクティブラーニングとは何か」というテーマでディスカッションを行った。

「論理的思考テストの開発と今後の活用について」論理的思考力テスト開発研究会

 今年度は、遠隔会議システムを用いて、2回の研究会を実施した。研究会では、テスト内容を検討し、各大学で1パターンずつ作成することにした。作成したテストは、4月と9月に実施し、その結果を分析後、大学入試センターに赴き開発中の「論理思考力テスト」の問題及び、実施結果の分析についてコメントを頂いた。今後、そのコメントをもとに、現在のパターンをブラッシュアップさせ、完成をめざすこととしている。

「学生支援型IRを目指して」IR研究会

 本部会の検討事項は、①すでに集積しているデータの分析方法、②IRシステム、③IRデータを教育改善や学修・学生支援に活用する仕組みづくり、④今後集積するデータ、以上の4点である。今年度は、主として①、②の検討を行ってきた。具体的には、すでに集積しているデータを利用して、教育改善や学修・学生支援に資する集計・分析とはどのようなものかを検討し、まずは学生支援型IRのイメージを共有することから始めた。また、このような分析が簡易的に行えるIRシステムの開発に着手している。

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