「まずは挑戦してみること」、自分自身の意識改革が始まりました。

DAY3―
「まずは挑戦してみること」、自分自身の意識改革が始まりました

正木 勇気 Yuki Masaki
国際コミュニケーション学部
英語コミュニケーション学科3年

3月3日(金)、私たちは滞在していたParramattaからシャトルバスで30分ほど揺られてWestern Sydney University (WSU) のKingswood Campus へ行きました。Kingswood Campusは自然が豊かで、ビル街にあったParramatta Campusとはまた別の魅力がありました。大きな大学施設の周りには芝生や木々があり、ここに通ってみたいと憧れるほど環境がとても良い魅力的なキャンパスの一つでした。

キャンパスツアーのあとは、2つの講義を受けました。 1つは、WSUのLaunch PadメンバーであるBrad先生によるEmerging technologies and SDGsという講義です。今日において、Chat GPTやメタバースなど特にデジタル分野で新しいテクノロジーが生み出されています。これらのテクノロジーを活用し、どのようにSDGsなどの大きな問題に取り組めるかどうかが今後重要になるのではないかと感じました。

Kingswood Campusでは、特にエンジニアリングなど理工学系をメインとしているキャンパスで、ハイテク産業を重点におき、たくさんの最先端機械(3Dプリンターやレーザーカッターなど)がありました。キャンパス内には、日本のタイヤメーカーであるブリヂストン(BRIDGESTONE)とコラボし、ボディーは3Dプリンターなどから作られ、太陽光パネルからエネルギー源としているレーシングカーが飾ってありました。実際に、大会で使われたこともあるそうで、走るところも見たかったです。

昼食は、キャンパス内のこじんまりしたcafeteriaで食事をしました。Cafeteriaで働いていらっしゃる60代くらいの女性と仲良くなり、オーストラリアのことについてたくさん教えていただきました。英語を鍛えるという意味ではすごく楽しく絶好の機会でありました。午後は、キャンパス内のパソコンを使いLaunch Padのロケットのロゴをデザインし、そのデータを基にキャンパス内のレーザーカッターで自分のネームプレート付きキーホルダーを作る体験をしました。私も周りのメンバーたちも思い出に残るお土産が作れてとても喜びました。

もう1つは、WSUのBen Wright先生によるBio tech industry(生物工学産業)に関する講義を受けました。この先生は、長年、生物や医学など研究開発に携わっていて、現在では、Bio techに関するユニコーン企業を多数持っています。また、medical technologiesのベンチャー企業にもたくさん投資しているそうです。この先生の講義の中で印象に残っているのが、‟Take risks early is better. " という言葉です。「早くリスクを負う方がよい」と意味ですが、「何か考える余裕があればすぐ挑戦してみる」、という意味として私は捉えました。色々経験されてきた方の言葉なので、すごく説得力があり心に響きました。私もこれからすぐに挑戦してみるという心構えで生きていきたいと思いました。

今回のシドニープログラム参加を通して、ビジネスシーンにおいてピッチやプレゼンを行う際、オーディエンス(聴衆者)へ気配りをすることが重要であると感じました。 それまでは、プレゼン発表といえば資料にはたくさん文字を詰め、話し過ぎることがあったのですが、アイディアを理解してもらうために、文字を大きくシンプルに、そして説明も重要な要点を簡潔に述べるということを学びました。 これは、実際にWSUや神戸プログラムでピッチを行った時に苦労したポイントでもありました。コマーシャルや広告のように短い時間の中でいかにインパクトを残せるのか、オーディエンスまたは顧客の立場になって考えることも配慮しなければならないと実感しました。

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