特色GPについて

文部科学省「特色ある教育支援プログラム」とは 

平成18年度文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に、本学が申請した「初年次教育の総合化と学士課程教育への展開」が採択されました。
本学では、平成16年度に「大学のユニバーサル化と学習支援の取組」が特色GPに採択されたのに続き、二度目の採択となります。

「特色ある大学教育支援プログラム」は、平成15年度から文部科学省が行っている大学教育改革の支援事業のひとつです。大学教育の改善に資する種々の取組のうち、特色ある「優れた取組(Good Practice)」を選定し、財政支援を行うとともに、広く社会に情報提供することで、高等教育の活性化を促進することを目的にしています。

  ■文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」
  http://www.tokushoku-gp.jp/


【文部科学省】平成18年度現代GP選定取組の概要及び選定理由

大学等名 関西国際大学
テーマ名 教育課程の工夫改善を主とする取組
取組名称 初年次教育の総合化と学士課程教育への転換
取組の概要  本取組は、学士課程教育を修了するための基礎となる、学習技術や動機づけの向上をめざし、初年次教育を充実化するとともに、その教育方法を4年間の教育全体に展開し総合化するものである。本取組は、開学以来の学習支援への取組を基盤とし、平成13年の人間学部の開設と同時に実施を開始した。現在、キャリアプランニングをはじめとする4科目(週6コマ)の他、全員参加のスタディアブロードを中心としたプログラムを実施している。そして、その学習成果を統合するツールとして、学生全員がポートフォリオを作成している。組織的な取組としては、初年次教育研究開発センターが教材・教育手法の開発・共有を促進し、高等教育開発センターがプログラムの評価をするとともに、FDを通して、アクティブ・ラーニング等の教育手法の改善を促進してきた。本取組の結果、学生の学習面や対人関係面などの大学生活への適応力が向上し、成績でも高水準が維持されている。
選定理由

この取組は、初年次教育の実践に関する優れた事例です。平成10年の開学当初から学習支援センターを設置して、学習支援に関する先駆的な努力を続けてきた関西国際大学は、その教育実績をさらに発展させるために、平成16年に高等教育開発センターと初年次教育開発センターを開設しました。この取組の目的は、人間学部の初年次教育充実だけにとどまらず、上記3つのセンターを連携させることによって、その教育方法を4年間の学士課程全体に展開することにあります。

 キャリアプランニングなどの関連教育方策を適切に組み合わせながら、ベンチマークの制定、学生メンター制度の充実、ポートフォリオの作成などをとおして学習成果を統合するプログラムは、小規模大学の利点を最大限に活かした緊密な全学的組織体制に支えられており、他の短期大学や大学の規範となり得る完成度の高いものです。 スタディアブロードの教育効果がさらに客観的に測定できるようになれば、国際性の涵養を重視する申請大学の一層の発展に直結することが期待されます。

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