ビジネスの現場で、地域社会で、課題を解決して活躍できる「現場力」を身につけます
経営学部は2つのキャンパスに分かれており、JR尼崎駅前にある都市型キャンパスには「ビジネスデザイン専攻」、三木市にある緑豊かで地域資源に恵まれたキャンパスには「地域マネジメント専攻」があります。この両方の地域全体をキャンパスとして、さまざまな産官学連携の学外学習を行っています。また、経営学部ではグローバルな社会で活躍できる「現場力」の養成を重視しており、まずは経営学や経済学の基本知識を身につけ、早い段階から海外や地域でのフィールドワークや学外学習を積み重ねることで課題の解決や安心・安全について実地で学び、ビジネスの現場や地域社会の課題を解決し、活躍できる「現場力」を身につけた人材を育成します。
学びの特色
両方の地域全体をキャンパスにした
さまざまな産学官連携の学外学習



アクティブな学びで社会に必要な力を身につける
経営学部では多くの授業で、グループで取り組み、考え、話し合い、成果を出すアクティブラーニングを取り入れています。そして「経験学習」では、年齢や考え方の異なる多様な人々との対話の中で、正解の無い答えを模索します。こうした経験を積み重ねることで、社会で役立つ提案力やリーダーシップ、傾聴力や協調性を身につけていけることが本学経営学部の強みとなっています。
地域や企業の「現場」を体感し「課題解決力」を身につける
サービスラーニングやインターンシップなどの経験学習では、まず企業経営や組織運営の知識を教室で事前学習します。次に地域の企業や組織、自治体の「現場」に実際に出向いて、組織が抱える具体的な課題を現場の体験として体感します。そして再び教室に戻り、振り返りの学習を行います。次の経験学習につながるていねいな指導を受けて学びを深めていきます。こうした経験学習の積み重ねで「課題解決力」が身につく学びを展開しています。
経営学部経営学科 オンラインセミナー

学生の声

藤本 幸音
経営学部 経営学科2年(取材時) 兵庫県立吉川高等学校 出身
地域社会のために役立つ、誇りを持てる私になる。
私は、父が仕事中の事故で亡くなったことから、労働災害について学ぶために大学進学を決めました。KUISsでは、労働災害の問題だけでなく、防災や危機管理など社会にとって欠かせないテーマを学ぶことができ、最初の思いが大きく成長した感じです。私の将来の夢は、「誇りを持てる私」になり、市役所の職員として国や地域に貢献することです。KUISsでは、将来の目標を立てる時間を授業内で設け、自分自身が何をするかを明確にします。将来の夢から逆算して行動することで、目標に着実に近づくことができるのです。また、センタープログラムなど、資格取得に直接役立つ制度も豊富です。誰もがやりたいことを実現し、誇りを持てる自分になれる大学。それがKUISsです。

谷 大和
経営学部 経営学科 3年(取材時) 兵庫県立姫路南高等学校 出身
防災士の資格が取得可能で、
公務員を目指すサポートも充実。
消防士になりたかった私は、防災の専門的な知識が学べ、防災士の資格を取れる大学であるKUISs を選びました。防災に関わる講義に加え、インターンシップを通して消防署などで実際に働く体験やトレーニングを積むことができます。将来の夢である消防士に少しでも近づけるよう、この環境を活かしたいと思います。
その他 特徴的な学び

1年次から企業と連携した
授業を展開
経営学部1年生の授業では、秋学期の「プロジェクトマネジメント演習Ⅰ」という科目の中で、学生を小グループに分けて、事前に課題に取り組むPBL(課題解決型学習)を行っています。その一環として産業界から外部講師を招いて講話を行ってもらうことを課題研究に組み入れたグループ学習により産学連携授業とPBL(課題解決型学習)の融合を実施しています。

地域と連携した学外学習が豊富
経営学部では三木と尼崎の各地域と連携した学外学習が豊富にあります。課題解決型の授業で、山田錦純米酢"吉川"販売促進プロジェクト(吉川町商工会・但馬醸造所と協力)や丹波イチゴ商品化プロジェクト(丹波ゆめの樹・TEAM TAMBA ICHIGO-ICHIEと協力)や三木市ゴルフ文化の定着に向けて(三木市ゴルフ協会・ゴルフのまち推進課と協力)、尼崎の潮江商店街フィールドリサーチなど、地域課題の解決に取り組むことで社会に求められる力をつけることができます。

街の課題を解決するプロジェクト
関西国際大学三木キャンパスは、1971年に開発された「緑が丘ネオポリス」に隣接しています。開発から40年余りが経過し、高齢化、人口減少、空き家の増加といった社会問題が顕在化しています。この地域を開発した大和ハウス工業(株)が三木市等と連携して推進する「リブネスタウン(LT)プロジェクト」に経営学科の学生がプロジェクトマネジメント演習Ⅲの一環として2020年から参画し、毎年のプロジェクトマネジメント演習Ⅲで地域再生に向けた企画提案を続けています。

アドバイザーによる徹底したキャリアサポート
経営学部では、アドバイザーによる徹底した就職指導が強みです。経営学部の齋藤勝洋先生はマーケティングが専門ですが、マーケティングの視点で学生一人ひとりの企業に対するメリットを引き出し、個人の強みを企業にプレゼンテーションするポイントを見るけることをサポートしています。
目指せる資格
ビジネス能力検定/リテールマーケティング(販売士)検定/マーケティング・ビジネス実務検定/日商簿記検定/
ファイナンシャル・プランニング技能検定/ビジネス会計検定/IT パスポート/マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)/
防災士/中学校教諭一種免許状(社会)*/高等学校教諭一種免許状(公民)* 等
*教職課程については、三木キャンパスでの履修が必要な科目があります。
将来の進路

2021年度
めざす進路
広報・販売促進部門、経理部門) 警察官 金融機関 セキュリティ関連企業

卒業生インタビュー

株式会社神陵文庫
長谷川 真吾
中途入社から、41歳で社長へ。
私は医療関係の書籍を販売する会社を経営しています。大学卒業後は、メーカー系の小売りの仕事に興味があり、レディスシューズの卸会社に就職しました。メーカーと小売をつなぐ営業の仕事で、ユーザー側からの声をメーカーに伝え、製品に反映していきました。28歳で今の会社に転職し、41歳で社長に就任。ユーザーの声と作り手をつなぐ仕事は今も続けています。大学の先生などから「こんな本ないの?」といった声をいただき、出版社にフィードバックすることで、より読者の視点を活かした書籍ができると思います。
人間同士の関わりこそ、もっとも大切です。
営業の現場を経験して実感するのは、人間同士の関わりが仕事の基本だということです。常に相手のことを考え、正しい報告・連絡・相談そして確認を大切にしてこそ、信頼が生まれ、医療の発展に関わる仕事の責任を果たすことができます。会社には私より年上の社員もいますが、いい人間関係があってこそ、人を動かすことができると確信しています。こうした想いを作ったのは、KUISsでの4年間です。大学時代の友人とのつきあいは現在でも続いており、会社でもKUISs出身の後輩を採用し、一緒にがんばっています。みなさんも、人と関わりを大切に、充実した大学生活を送ってください。

住友電気工業株式会社
松本 康希人間科学部 経営学科(現・経営学部)卒業
関西国際大学の経営学科を選んだ理由は、マネジメントに特化した学びを座学だけでなく国内外に出かけ、多彩な角度から探究できることに魅力を感じたからです。内定先の住友電気工業は日本だけでなく世界で活躍できるところに惹かれました。就職面接では新入生の相談に乗って学修をサポートする学生メンター制度での活動や、野球部でキャプテンを務めていたことなどをアピールしました。就職後は経営学科で得た専門知識はもちろんのこと、メンターの活動で養われたコミュニケーション能力、野球部で培ったリーダーシップを発揮し、熱意を持って仕事に取り組んでいきたいです。