心と行動の関係を理解し、心理学を活用して自分と社会の課題を解決する力を持った人材を育成します。
心理学部では、心理学を幅広く学べることに加え、重めのテーマを扱う「臨床心理学専攻」「犯罪心理学専攻」「災害心理学専攻」といった専攻や、消費者・広告・メディアといったポップなテーマを扱う「産業・消費者心理学専攻」の4つの専攻の心理学を深く学ぶことができます。これらの専門知識を専攻に縛られずに複合的に学ぶことで、例えば犯罪や災害による被害予防、悩みやストレスの改善、対人関係能力の向上、ビジネス活動などを効果的に行うことができます。日常生活はもちろんビジネス場面でも活用できる心理学を大きな武器にしてください。
学びの特色
心理学部で深く学べる
4つの心理学領域

選択した専攻に縛られず、
専攻を組み合わせて学ぶことができます。


日本有数の「犯罪心理学」専門の学び
犯罪者と実際に向き合った経験が豊富にある警察官(警察署長)や法務技官(少年鑑別所、少年院)、科学捜査研究所研究員出身者など「6名」もの犯罪心理学関連の専門家が在籍。現場経験豊富な教授陣から現場での実体験・エピソードを踏まえた教育を受けることができます。また、海外研修プログラムや国内での社会貢献活動なども含め非常に充実した犯罪心理学のカリキュラムです。
心理臨床の専門家を目指せる
カウンセラーの現場経験が豊富な教授陣から教育を受けることができるのはもちろん、カウンセラーの国家資格「公認心理師」カリキュラムに対応しています。本学は大学院もあり、大学院の修了が必要な「公認心理師」と「臨床心理士」の2つの資格の養成プログラムに対応しています。

学生の声

田村 かおり
人間科学部 人間心理学科(現:心理学部 心理学科)3年(取材時)
兵庫県立尼崎高等学校 出身
自身が興味のある「広告」にも活用できる
心理学が学べるところに魅力を感じています。
広告の仕事と心理学に興味があり、関西国際大学 心理学部では広告に使われている心理学も学べることを知って入学しました。いまは消費者心理や組織の心理学を学んでいます。また、コミュニケーション能力を高める授業も将来のために役立つと感じています。関西国際大学なら、一人ひとりの学びたい気持ちに応えてくれます。
その他 特徴的な学び

日常的に使える心理学も学べる
「産業・消費者心理学専攻」では、企画・商品開発・広告デザイン・説得技法・組織運営・消費者行動・心理のデータ解析などビジネスのさまざまな場面で活用できる心理学の専門的知識や技術を身につけ、組織で活躍できる実践力を養うことができるため、卒業後に様々なフィールドで活かすことができます。

コミュニケーション力/リーダーシップスキルを高める
心理学部ではディスカッションやプレゼンテーションの機会が多くコミュニケーション力やプレゼンテーション能力の向上に繋がります。特に「コミュニケーション演習」や「ファシリテーション演習」等の科目によって心理学を活かしたプレゼンテーションスキルやリーダーシップスキルを高めることができます。

海外や地域、企業を舞台に実践的な能力を高める経験学修
学内での座学や演習だけでなく、海外(アメリカ・シアトルでの少年犯罪調査など)や国内での経験学習で地域や自治体、企業の具体的な課題に取り組み、学んできたことを実践したり、人、社会、文化に実際に触れる学びを通じて、実践的な能力を高めます。

心理学部でも高い就職率を実現
2021年3月の心理学部の企業就職率は100%!専門的知識に限らず、本学の心理学部では「社会で役立つ実践的な授業」と心理学部ならではの「手厚い個別サポート」体制などにより、例年、高い就職率を誇っています。
目指せる資格
公認心理師 ※大学院修了後または実務経験 /臨床心理士 ※大学院修了後 /認定心理士/認定心理士(心理調査)/社会福祉主事任用資格/児童福祉司任用資格/中学校教諭一種免許状(社会)/高等学校教諭一種免許状(公民)/防災士 等

公務員への進路実現を確実にサポート‼
オンライン型の「公務員養成演習」を新設
心理学部心理学科の教育課程に「公務員養成演習Ⅰ・Ⅱ」を新設しました。
この講座は、「資格の学校TAC」の協力を得て開講されるもので、警察官や消防官、県庁、市役所職員など公務員をめざす学生を強力にバックアップするものです。
「公務員養成演習」に加え、センタープログラムとして、通常の授業以外の時間を使って現場経験のある教員が心理職・警察官等の公務員対策の無料講座を開講しています。
将来の進路

2021年度
めざす進路
病院(心理相談)
警察官
法務教官
少年鑑別所心理技官
家庭裁判所調査官
公務員
消防士
自衛官
大学院進学
企業(商品企画・開発部、販売促進、人事、マーケティング、各種サービス業) 等

卒業生インタビュー

第一生命保険株式会社 勤務
宿院 香菜
第一生命のライフプロフェッショナル職として、担当企業の社員の方々に保険コンサルティングを行っています。保険の仕事はお客さまとの信頼関係を築くことが大切です。学科で得た専門性の高い学びや海外経験が私の人間力のバックボーンになっていると思います。

国家公務員 法務教官
木田 夢都人間科学部 人間心理学科(現:心理学部心理学科)卒業
小説を通じて少年犯罪について考えるようになり、犯罪に関わった少年たちが立ち直れるように教育などを行う法務教官を目指そうと思いました。そのためには犯罪心理学を学んでおきたかったことが入学の理由です。授業は刺激を受けることばかりで、フィリピンのセブへの交換留学を通して多様な価値観を養えたほか、グローバルスタディでシアトルに行った際にはアメリカの警察や裁判所を訪問して日本との法律の違いなどを教わりました。法務教官になるには公務員試験に合格する必要がありますが、充実した筆記試験対策を通して自信が高まりました。大学で得たことを活かして少年と向き合い、安易に理解を示すのではなく、共に考えながら正しい道へ導けるようになりたいです。

臨床心理士 医療・福祉・教育・産業の各領域で活躍
菅田 瀬那人間科学部 人間心理学科(現:心理学部心理学科)卒業
高校生の頃から心理学を本格的に学びたいと考えていました。きっかけは、自分が阪神・淡路大震災を経験し、『心のケア』というものに興味を持ったからです。現在は夢が叶い、こどもから成人までの医療、福祉、教育、企業など幅広い分野で臨床心理士として働いています。大学時代は授業で専門的な知識・技能を学びながら、上級生として新入生を支援する学生メンターやオープンキャンパスのスタッフなどを経験し、実行力と社会性を身につけることができました。この大学は学生同士の交流が多く、先生や職員の方々も身近な存在です。その分、学生一人ひとりを見つめて将来に合ったサポートをしてくださることが魅力でした。私が大学でたくさんの方に支えられたように、相談者の方々の豊かな個性と能力を発揮していくためのサポートを、今後も続けていきたいです。