産業・消費者心理学専攻
ビジネス現場や日常生活で活用できる
心理学を学び、実践的な分析力を身につける
心理学は、企業での活動や日常生活でも活用できる身近な学問です。産業・消費者心理学専攻では、組織マネジメント、従業員のモチベーションや心身の健康管理、企画・商品開発、広告デザイン、消費者行動、接客など、ビジネスの様々な場面に直結する心理学の専門知識・技術について学びます。また多彩な演習科目を通して、コミュニケーション力やリーダーシップスキルを習得。人の心の動きや行動を理解・把握することで、あらゆる場面で活躍できる実践力を身につけます。

めざす進路
- リサーチ関連企業
- 一般企業(マーケティング・企画・ 広報・開発等)
- 地方自治体職員(一般行政職)
- 人材サービス関連企業
- 大学院進学 等
取得可能な免許・資格
- 認定心理士
- 認定心理士(心理調査)
- 防災士
- 中学校教諭一種免許状(社会)
- 高等学校教諭一種免許状(公民) 等
学びの特色
身近な場面で活用できる
心理学のスキルを習得
「産業・組織心理学」「社会・集団・家族心理学」などの科目で、日常生活やビジネス場面で活かせる専門知識を身につけます。それを応用することで、メンバーのやる気を向上させたり、チームワークを改善したり、顧客満足度を上げたり、自分の印象を良くするなど、より豊かな日常生活、ビジネス活動ができるようになります。

コミュニケーション力や
リーダーシップを体得
「コミュニケーション演習」「ファシリテーション演習」等の科目で、コミュニケーションスキルを高め、リーダーシップを発揮するスキルを身につけます。ファシリテーションとは、会議や話し合いの場を活性する働きです。非言語的なメッセージの送り方など、心理学的な知見を生かしたコミュニケーション術を体得します。

豊富な体験型授業で
プレゼンテーション力向上
産業・消費者心理学専攻の大きな目標は、「人の心の動きや行動を分析的に理解し、より良い方向へ動かすスキルを身につけること」です。そのためには学んだ知識を実践・発信する行為がとても重要です。本専攻では体験型授業を数多く実施しており、一般の授業でも学生の発表を重視。高いプレゼンテーション力を獲得できます。

授業紹介

産業・組織心理学
自然な動機づけを実現する
心理学的な知識とスキルを学ぶ
産業・組織心理学では、組織の中で生じる様々な問題や、消費者の購買行動に関わる心理学を扱います。たとえば説得のテクニックや従業員のモチベーションを高める心理学。広告・マーケティングや苦情行動・クレーマーに関する心理学。心の動きと行動の関係を知ることで、それに先回りした働きかけが可能になり、自然な動機づけを実現するスキルが身につきます。
ファシリテーション演習
会議を活性化するスキルを
毎回の授業で実践し身につける
この演習では、会議やディスカッション等の知的相互作用を促進する方法を、実践的に身につけます。毎回の授業におけるグループディスカッションで、すべての学生が順番にファシリテーター役となり、「話しやすい場をデザイン」「意見を引き出す」「意見を整理」「合意形成」といったスキルをトレーニングしていきます。
データ解析
人の心理や行動データを統計分析し
パターンや傾向を明らかにする
人の心を扱う心理学では、客観的なデータが非常に重視されます。たとえば消費者のニーズや満足度を客観的に分析し、数値化することができれば、企業のサービス向上や商品開発を効率的に進めることが可能となります。この授業では、人の心理や行動のデータを統計分析し、パターンや傾向を明らかにするための考え方と方法を学びます。実務に直結するスキルです。
担当教員の声
有吉 美恵講師
●産業・組織心理学 ●心理学統計法 ●データ解析
経歴:
九州大学大学院人間環境学府行動システム専攻博士後期課程修了。
2023年より本学に着任。
著書:
『心理学者の考え方 心理学における批判的思考とは?(共著・翻訳)』等