
人間行動学研究科 概要
人間行動学研究科の構成
学長からのメッセージ

人生100年時代における専門職業人育成の拠点をめざして
"人生100年時代" といわれる時代を迎え、リンダ・グラットン氏たちは " LIFE SHIFT" という表現で、人生のステージ設定が、教育-仕事-引退という直線的で典型的な3ステージの時代ではなくなってきていることを指摘しています。
- Explorer(知識の再取得、自分の人生を考える)
- Independent Producer(組織に雇われず独立して生産的な活動に従事する)
- Portfolio Stage(異なる活動を同時並行的に行う〈例:週3日仕事、週1日NPO活動、週1日ボランティア活動〉)
という3つのステージを、人によっては行きつ戻りつしていくという多様で流動的な人生設計になってきているということでしょう。
本学の大学院は、専門職業人のExplorerのための学びの場であります。専門職業人を目ざしている若者だけでなく、専門的職業に従事している、あるいは従事していた人たちにとって実際の職業現場においての課題発見と解決につながる大学院レベルの教育・研究内容を提供しようとしています。
さらに多様な背景の方々が学びやすいように、論文指導は主たるキャンパスで指導教員と密接な個人指導で、大部分の科目については遠隔授業でも受講可能な体制を取ります。したがって、仕事の関係で通学が難しい方は遠隔方式による双方向型授業で受講していただくことを可能にしました。どこからでも学ぶことができ、在籍年数の上限を緩和して、仕事や生活の状況にあった学びの選択ができるようになりました。
大学院での専門性が高く役に立つ学びと研究がより身近になる、人生100年時代の新たな学びを始められることを歓迎します。
学長 濱名 篤
大学院で学びを深めたい社会人の皆さまへ
1)長期履修制度 | 通常2年間の修士の教育課程を、最長5年に渡って履修する制度です。履修の年限は、個人の事情に合わせて自由に選択することができます。長期履修を選択した場合の授業料は単位あたりとなり、在学期間が長くても2年間で学ぶ方と学費は同額です。 |
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2)社会人向けの入試制度 | (1) 短期大学、高等専門学校、専修学校の卒業者など4年制大学を卒業していない方にあっても、個別の入学資格審査に合格することで、大学院を受験することが可能です。 (2) 臨床教育学専攻では、外国語試験に代えて小論文試験を課す、社会人向けの入試を行っています。 |
3)夜間授業 | 臨床教育学専攻では、社会人の学びやすさを考慮して、授業は夜間(18:30以降の時間帯)に行っていますので、職業を続けながら大学院の授業を受講することが可能です。 |
4)社会人向けのカリキュラムと教育 | 臨床教育学専攻では、教育・保育の現場で活躍する社会人のために、修士論文に代るものとして、支援事例の研究や職場での支援体制づくりの研究を行う「実践課題研究」の科目を用意しています。修士論文か実践課題研究かの選択は、大学院入学後に指導教員と相談して決定します。 |
5)大学院接続プログラム |
臨床教育学専攻では「気軽に学びを始めて、修士の資格取得へ」のポリシーのもと、様々な「大学院接続プログラム」を用意しています。 (1) 大学院履修証明プログラム 大学院入学以前に大学院の授業を受講して単位を取得できる制度です。大学院に入学した際には、取得した単位が最大15単位まで大学院の授業単位として認定されます。 (2) その他のプログラム この他にも、本学が開設する幼稚園教諭一種免許状講習や夜間講座からも履修証明プログラムへ移行することができます。 |
教育研究上の目的
人間行動学専攻 | 人間行動学研究科人間行動学専攻は、現代社会の現状を把握し、ライフサイクルを通じた人間行動に関する諸課題を行動科的な立場から探求し、それらの問題解決に向け、研究能力と専門的技術を身に付けた人材を養成するとともに、それを可能とする学術研究を行うことを目的とする。 |
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臨床教育学専攻 | 人間行動学研究科臨床教育学専攻は、複雑化する教育現場で活躍できる研究能力と実践力を持ち、多様化する児童生徒に関する理解と支援に関し、専門性と実践力を持った人材を養成するとともに、それを可能とする学術研究を行うことを目的とする。 |
教育目標
本学大学院に共通する教育目標
本学大学院において共通して修得すべき能力は次の通りである。
項 目 | 説 明 |
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問題発見力 | 自ら独創性のある研究課題を発見し、計画を立て、積極的に研究を進めることができる |
調査分析能力 | 研究課題に沿った実験、観察、調査を設計し、適切な分析方法を使用して、分析・考察することができる |
コミュニケーション能力 | 専門分野における他の研究者または専門職者と交流し、ディスカッションを行うことができる |
論文作成能力 | 研究成果を論文としてまとめることができる |
問題解決能力 | 現場の多様な課題を把握し、解決策を立案することができる |
人間行動学専攻としての教育目標
先に挙げた本学大学院において修得すべき能力に加え、本専攻の臨床心理学コースでは次に掲げる能力及び専門知識の修得を目指す。
項 目 |
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臨床教育学専攻としての教育目標
先に挙げた本学大学院において修得すべき能力に加え、本専攻では次の 1 , 2 のいずれかの能力及び専門知識の修得を目指す。
項 目 |
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