
保育士・教職志望学生へのサポート
「実習は厳しかったけど、めちゃくちゃ楽しかった。絶対に先生になりたい」
実習を終えた学生から、そんな感想を聞きます。保育士や教師という仕事は、人と人とのつながりが重要な仕事です。子どもの成長を間近にみる仕事です。未来を生きる子どもたちを育てる責任ある仕事です。それだけにやりがいもあります。
グローバル化の進展や、AIの進化等、近い将来は、どのような社会になるか予測困難な時代の到来が予想されています。そのため、激変する社会の中でも、柔軟に対応でき、熱意のある保育者・教員が求められています。関西国際大学では、「予測困難な時代」の保育・教育にも対応できる実践的な保育者・教員の養成を目指し、多方面から指導・支援しています。
保育士・教員採用試験対策
保育士採用試験・教員採用選考試験とは?
各自治体は求める保育士像や教員像を設定し、採用試験を行っています。採用試験内容は概ね次のとおりです。
教員採用選考試験
筆記試験
教職教養(教職専門):教育に関する総合的な知識と理解を問う問題
- 教育法規
- 教育心理
- 教育史
- 教育原理・学校経営・生徒指導
- 教育課程と学習指導要領
- 特別支援教育
- 人権教育
- 教育時事・一般時事
一般教養:一般的な教養や常識(小・中・高で学んだこと)
- 人文分野:国語・英語・美術・保健体育・家庭等
- 社会分野:歴史・地理・政治・経済・倫理
- 自然分野:数学・物理・化学・生物・地学
- 一般時事:国際情勢・政治・経済・社会・情報等
専門教養:最も重要な「教科」の知識が問われる(筆記試験の中でも高難易度)
- 小学校:全教科《英語科含む》
- 幼稚園
- 中学・高等学校:受験教科
- 特別支援学校
論作文試験:論理性+教職への熱意+人間性+基礎学力
面接試験:人物を多方面から評価
集団面接・集団討論(集団協議)・個人面接
模擬授業
場面指導(ロールプレイ)
実技試験
- 体育実技(水泳・マット運動他)
- 音楽実技(ピアノ・ピアノ弾き歌い他)
保育士採用試験
一般教養
一般知能
- 文章理解(現代文と英文の長文読解)
- 数的推理(処理能力を見る問題)
- 判断推理(中高の数学程度)
- 資料解釈(統計グラフの読み取り)
一般知識
- 社会科学(政治・経済・社会)
- 文科学(日本史・世界史・地理・国語・思想・文学・芸術)
- 自然科学(数学・物理・化学・生物・地学)
専門教養
- 保育原理
- 教育原理及び社会的養護
- 児童家庭福祉
- 社会福祉
- 保育の心理学
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
保育士・教員を目指す学生一人ひとりを丁寧にサポート
本学では、日々の講義をベースに、センタープログラム・春季特別講座・夏季集中講座等で「先生になりたい」学生に、手厚い指導と支援を行っています。

継続的な対策講座
関西国際大学の保育士・教員採用試験対策は、1年を通して行われています。教員採用試験実施日程が早まる中、3年生でも受験できる自治体もでてきています。そのような状況に対応し、2年生からでも受講はOKです。春学期からスタートするセンタープログラムは夏季休業日の特別対策講座、秋学期センタープログラム、春季休業日の対策講座と、連続して開講されます。
学生は、筆記試験対策としては、自分の苦手科目の克服、受験自治体の試験科目、面接などを考え、カスタムメイドで対策講座の講座に参加しています。
現場経験のある教員の実践的指導
教員採用試験には面接《個人面接・集団面接・集団討論》、模擬授業、場面指導等、教育現場の課題をもとに出題される選考方法もあります。関西国際大学には、校長、教頭、副校長、教育委員会主事等、永年教育現場で活躍した教員が多数在籍しています。
面接や模擬授業・場面指導対策での指導やアドバイスは、単に採用試験対策にとどまりません。「教師」としての考え方や具体的な指導技術にもつながっていきます。「子どもや保護者に寄り添う先生」「学び続ける先生」をめざし、学校現場で活躍できる教員対策講座に取り組んでいます。
教職員一丸でのサポート体制
卒業後の進路に関しては、教員だけでなく、キャリア支援課の職員との面談も重要な機会です。
3年生で全員が、キャリア支援課職員との面談を通して進路を決定していきます。教員志望者も、この面談を通して受験自治体を決定したり、受験対策のアドバイスを受けたりします。もちろん、受験に関する相談も随時OKです。
関西国際大学では、教員と職員が一丸となって、学生の「先生になる」という目標を全力でサポートします。
センタープログラム
- 2年生から、保育士・教員採用試験受験に向けて、基礎固めができるプログラムを組んでいます。理科・数学等、自分の苦手科目を克服しようとする学生が参加しています。
- 模擬授業対策については、採用試験対策のみならず、教員として、教壇に立った時に役立つ、 発問の在り方、板書の構成、グループワークについても実践的に指導していきます。


- 模擬保育では、子どもの発達に合わせた言葉の使い方や、適切な話すスピードの調節、身振り手振りなど、園での様々な生活場面を想定し、子どもたちの表情や様子を見ながら保育が展開できるよう指導していきます。また、系列園の汐江ふたば保育園やチャッピー保育園などと協力し、実際に子どもたちの前でも絵本の読み聞かせなどを行い、確かな実践力を身に付けていきます。
- 面接指導対策は、まずは、「自分の『強み』、は何か」「なぜ、保育者・教員になりたいのか」「どのような保育者・教員になりたいのか」等、自分自身を見つめなおすことからスタートします。そして、保育・教育現場の現状や課題をテーマにした、集団討論(協議)対策、集団面接・個人面接対策等を通じて、「話す」「聴く」といった基本的スキルを身に付け、自分の考えの主張の仕方を考える機会とします。


春季特別講座
次年度に保育士・教員採用試験にチャレンジする学生が参加します。
面接対策のスタートとして、自分自身の「強み」「なぜ、保育者・教師をめざすのか」等、自分を見つめなおす取り組みから、自己PR(自己紹介)を作り上げます。また、志願書の書き方等、学生の疑問に応え、保育士・教員採用試験に対する不安を取り除くように、個別の支援にも当たっています。
夏季集中講座
8月から9月上旬、大学は夏季休業日となりますが、保育士・教員採用試験対策は追い込みの時期となります。面接対策、小論文対策、模擬授業・模擬保育対策、音楽実技等、受験自治体の試験内容に沿って対策講座を受講します。


教育実習のサポート
教育実習は、幼稚園・小学校・中学校・高等学校、特別支援学校教員の免許を取得するための必修科目です。実習では、大学の授業科目等で学んだことをもとにして、その実際を教育現場で体験します。また、教員としての役割と責任を認識し、自らの人間形成に資する機会でもあります。子どもとの関りだけでなく、先生方がどのようにして子どもたちと関わっているのか、授業のほかに先生方はどのような仕事をしているのかなど、先生の仕事ぶりもつぶさに見ることも大切です。 本学では、こうした教育実習を行う学生に対して丁寧に指導をしています。

保育実習のサポート
保育実習は、保育士資格を取得するための必修科目です。保育実習でも、実習生は、子どもとの関わりだけでなく、保育士の子どもとのかかわり方や、保護者対応、次の日の環境構成・環境整備など様々な役割があることを把握していきます。

インターンシップのサポート
