教員紹介(経営学部 経営学科)

教授

北村 浩二 (Koji Kitamura)

所属
経営学部 経営学科
専門

農業農村工学、経済学、公共政策、地域マネジメント

主な担当科目(学部)

経済学概論、国際経済論、公共サービス論、コンプライアンス

主な研究テーマ

経営学や経済学の視点からの農業農村政策などの経済効果分析。経営学や経済学の視点からの農村振興などの地域マネジメント。ICT(情報通信技術)などを用いた農業の自動化・省力化技術の普及加速化

主な著作等

『農村地域計画学』(共著、朝倉書店)、『農業水利施設のマネジメント工学』(共著、養賢堂)

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください

私は大学(農学部)卒業後に農林水産省に農業農村工学(農業土木)の技術系職員として、35年間勤務してきました。その内容は大きく3つに分けることができます。それは、海外派遣、国際部、研究所勤務です。

海外派遣では、5か国(カナダ、フィリピン、エジプト、カンボジア、ラオス)に派遣され、国際機関やJICA(国際協力機構)などを通した、途上国の農業振興などに貢献してきました。また、国際部では、APEC(アジア太平洋経済協力)、OECD(経済協力機構)などの国際会議での農業政策に関する国際的な議論や交渉、途上国への農業分野のODA(政府開発援助)などを行ってきました。外務省に出向したこともあります。また、茨城県つくば市にある研究所で、畑地かんがい、農業用水路の適切な維持管理に必要な劣化予測、ICT(情報通信技術)を用いた水田の水管理の自動化・省力化などの研究も行ってきました。

これらの経験を活かして、経営学や経済学の視点からの農業農村政策などの経済効果分析、経営学や経済学の視点からの農村振興などの地域マネジメント、ICT(情報通信技術)などを用いた農業の自動化・省力化技術の普及加速化などの研究を行っています。

■ プロフィール

高校までは、関西の京都市で育ちました。大学は東京へ行き、東京で就職しました。農林水産省の職員として、国内の農業政策だけではなく、海外派遣や国際協力や国際関係、外務省への出向、茨城県つくば市にある研究所での研究など、さまざまな仕事を経験してきました。また、専門の農業農村工学(農業土木)だけではなく、仕事をしながら経営学や経済学の勉強もして、幅広い実務の経験と、勉学や研究の両方があると思っています。

■ 高校生へのメッセージ

何に対しても幅広く関心を持ち、関心のあることには積極的に取り組んでみてください。また、大学に進学すると、勉学環境だけではなく、友人や教職員などの人間関係も大きく変化します。それによって、関心を持つ事柄も変化していくと思います。変化した関心事にも継続的に積極的に取り組んでいくことで、幅広い能力を身に付け、社会に巣立っていってほしいと思っています。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

農業農村政策、地域マネジメント、国際協力や海外経験など、幅広い講演や取材などに協力可能です。どうぞ、お気楽に声をかけてください。