
教員紹介(国際コミュニケーション学部 観光学科)

- 所属
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国際コミュニケーション学部 観光学科
- 専門
人文地理学(文化地理学・歴史地理学)、観光文化、イギリス地域研究など
- 主な担当科目(学部)
地理学、観光文化論、エコツーリズム論、欧米文化論、ヨーロッパ地域研究、旅と歴史、課題研究、専門演習、卒業研究など
Q1:現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。
私は、異文化が出会った時に、その「コンタクトゾーン」に、どのように新しい文化が生まれるのかを研究テーマにしています。とくに、私は、旅行、植物、庭園といった私たちの日常生活に身近な文化的諸現象から、 日本と世界との交流について文化地理学の視点から考察しています。
このテーマに出会ったのは、私が学生だった頃、英国の日本庭園を見たことがきっかけでした。19世紀末から20世紀はじめにかけ、世界ではジャポニズムが流行し、その頃に造られた日本庭園の名残も、現在見られるのです。英国の日本庭園は、私から見ると、どこかイングリッシュガーデン風なところもあり、その混沌としたハイブリッドさの魅力にとりつかれました。私は、それらの庭園やガーデニングの歴史を知るために文書館や図書館に通い、関係者を探しライフヒストリーについてインタヴューし、さらに近現代の庭園文化を可能にしたヒト・モノ・コトに関する流通のネットワークなどについて調べています。
Q2:プロフィール
大阪大学文学部卒業、同大学院修士課程修了、英国ノッティンガム大学地理学部博士課程修了、Ph.D取得。神戸山手大学准教授、教授をへて現職。
Q3:高校生へメッセージをお願いします。
学問は皆さんの日常生活の中であたりまえだと思われていることを疑うことから出発します。好奇心を持って五感をフル活用してまわりを見わたしてしてください。たくさんの疑問やおもしろいと思われることが転がっているはずです。私は、旅行、植物、庭園といった私たちの日常生活に身近な文化的諸現象から、 日本と世界との交流について文化地理学の視点から考察しています。地理学は、私たち人間が自ら生活している世界をどのように認識し、記述表現してきたのかについて空間的、歴史的視角から考察する学問です。想像力と好奇心を持って、空間と時間を超えて、考える旅に一緒にでかけましょう。
Q4:講演・取材など協力可能なテーマ
ガーデンなどの文化遺産のマネージメントをテーマとしたツーリズムなど