教員紹介(経営学部 経営学科)

教授 副学長

山下 泰生 (Yasuo Yamashita)

所属
経営学部 経営学科
専門

情報科学

主な担当科目(学部)

情報と社会、ICTリテラシー演習

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

もともとコンピュータプログラムによる数値データ解析を中心としたテーマとしていました。それは、人間の“感じ方”や“パソコン操作の挙動”等を数値化できないか?ということがきっかけになっています。

その後、ここ数年前からスマートフォンやタブレットなどが急速に普及したこともあり、スマートデバイスの教育活動への活用に関する有効性に注目するようになりました。具体的には、授業内容をデジタルコンテンツとして授業前に視聴し、実際の授業では演習や復習を通して授業内容を定着させる“反転学習”と呼ばれる授業方式の有効性で、実際の自分の授業でもその方式を実践しています。

また、研究というより業務に近いかもしれませんが、小学校でのプログラミング教育に関してもスマートデバイスの活用という視点での調査研究を進めています。

■ プロフィール

大学の教員になる前に、東京でシステムエンジニアとして科学技術系のコンピュータシステムの研究開発をしていました。当時のコンピュータは大型コンピュータが主流で、原子力プラントの配管応力解析システムや水力発電所の電気設備設計システムのような比較的大規模のシステム開発をチームで手掛けていました。

その後、1989年に本学の前身である関西女学院短期大学に教員として入職し、関西国際大学開学と同時に本学の教員となりました。2005年4月から副学長をしています。

Q3.高校生へのメッセージ

現在のデジタル社会において、高校生の皆さんはデジタルネイティブと呼ばれている世代です。情報の伝達や共有が非常に簡単になってきています。それだけ便利な世の中になってきているわけですが、逆に危険な面も出てきています。地震や台風などの自然災害への対策もとても重要ですが、デジタル社会における危機管理も大事になってきています。

将来、皆さんが、どの道に進んだとしても「安心・安全」な社会や組織の構築ということは重要となってきます。関西国際大学では、全学的に「安心・安全」への教育を大きなコンセプトの柱の一つとして掲げています。

Q4.講演・取材など協力可能なテーマ

  • スマートデバイスの活用の効果と課題(特に、教育面での反転授業での活用)
  • プログラミング教育の狙いと現場での対応