教員紹介(保健医療学部 看護学科)

教授

高見沢 恵美子 (Emiko Takamizawa)

所属
保健医療学部 看護学科
看護学研究科 看護学専攻
専門

学 部:急性看護学(クリティカルケア(重症患者看護)・周手術期看護・救急看護)

大学院:急性期看護学、患者・家族のQOL、スキンケア

主な担当科目(学部)

成人看護学概論、急性・重症患者看護援助論、慢性・急性看護学技術演習、急性看護学実習、統合看護学実習(急性看護学)、研究方法論

Q1.現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

急性看護学の分野で、集中治療室(ICU・CCU等)での重症患者看護・各種の手術を受けた患者の看護等の研究を行っています。大学時代に実習で食道がんの手術を受けた老人患者様を受け持ち、ケアを計画するための勉強は大変でしたが、おじいちゃん患者様が日に日に回復していく様子をケアしながら感じ自分までなんだかうれしくなり、明るい病棟の雰囲気が好きになったのがきっかけで卒業後も急性看護学分野をめざすようになりました。

Q2.プロフィール

小さい頃から旅行が好きで、大学では旅の会という一人旅をするサークルに入り、休みをぬって北海道から西表島あちこち旅行しました。就職してからは看護師の強みを生かしお給料を海外旅行につぎ込んで、オフシーズンにまとめて休みをとりもっぱら海外に行くようになりました。海外で自由に旅行するために英会話学校にも通い、旅行を通して会話力がアップしました。その後、アメリカ・イギリスの病院に人工肛門のケアで研修に行くことができ、オハイオ州クリーブランドクリニックのETスクールでストーマケアの勉強し実習をし、アメリカのケアの状況も知ることができ看護の視野が広がったような気がしています。

Q3.看護師の仕事をしてよかったと思ったことは何ですか?

自分が一生懸命ケアした患者様がよくなっていくところを患者様と一緒に喜べることができ、患者様に感謝されるお仕事をお給料を貰いなができることは、ほんとに看護の仕事をして良かったなと思っています。また、子どもを出産後も再就職し正規職員としてお給料が貰え経済的に自立し、英会話や旅行にお金を使い、海外病院での研修や大学院へ進学でき、自分自身の専門性を高めることができる職業だったと大学院修了後に気づきました。

Q4.看護師の仕事をして辛かったことは何ですか?

子どもがまだ3歳~6歳ごろに、子育てをしながら仕事を続けることの大変さと体力の限界を感じました。子どもをだっこしながら眠りこけていたりしてしんどかった時期です。とにかく子育て期間を乗り切って、仕事を続けることだけ考えていました。

Q5.高校生へのメッセージ

看護師は患者様に感謝されながら経済的に自立でき、専門性を高めることができる恵まれた職業です。病院での患者様のケアを通して、人生について患者様から教えていただいたことも沢山ありました。人と接することが好きな人、看護に興味を持っている人は、看護師をめざす資質をもっていると思います。ぜひ看護の扉をたたいて、自分の人生を切り開いていって下さい。

Q6.講演・取材など協力可能なテーマ

急性看護学、専門看護師、看護学研究方に関する講義、取材が可能です。また、兵庫県看護協会北播磨地区の看護師さんの研究の相談にも応じています。