教員紹介(心理学部 心理学科)

教授(特任)

寺村 堅志 (Kenji Teramura)

所属
心理学部 心理学科
人間行動学研究科 人間行動学専攻
専門

非行・犯罪臨床心理学

主な担当科目(学部)

矯正心理学、臨床心理学概論、関係行政論、感情・人格心理学など

主な担当科目(大学院)

投影法特論Ⅰ,  臨床心理査定演習Ⅰ,  心理学研究法特論 

主な研究テーマ

非行・犯罪臨床心理学,非行・犯罪からの立ち直り支援

主な著作等
「司法・犯罪心理学」(有斐閣,遠見書房,ミネルヴァ書房・共著)
「犯罪統計入門」(日本評論社・共著)
「無差別殺傷事犯に関する研究」(法務総合研究所研究部報告50・共著)など

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください

学部生時代は学習・生理心理学系動物実験のお手伝いを1年生から開始。ネズミの学習課題への対処の仕方もずいぶん個性があり、課題や装置から「脱走」するという選択もあることに驚嘆。法務省の心理技官出身の犯罪心理学の先生の自主ゼミにも参加し、非行・犯罪の臨床の仕事に興味を持ちました。

■ プロフィール

法務省の心理職から大学教員になった実務家教員です。法務省在職中は、少年鑑別所や刑務所などで非行・犯罪をした人のアセスメントの仕事のほか、法務総合研究所の研究職、国連アジア極東犯罪防止研修所の教官などの仕事に携わりました。大学は本学が2か所目の勤務となり、専門分野の実務経験をいかし授業に当たっています。

■ 高校生へメッセージをお願いします

AI時代になっても不可欠で持続可能な仕事は、人が人を支えるエリアの仕事です。心理学の学びは、心理カウンセラーのような専門職をめざす人にも、学融的な発想によるビジネスの世界でもとても有用です。非行や犯罪の臨床領域では、心理学は、加害も被害もない安全・安心な共生社会の推進・構築に寄与しています。みなさん、心理学の世界を一緒に学んでみませんか。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

非行・犯罪心理学の入門的トピックに対応いたします。