教員紹介(国際コミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科)

教授

横山 雅彦 (Masahiko Yokoyama)

所属
国際コミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科
専門

地域研究(アメリカ)、英語コミュニケーション論、身体論

主な担当科目(学部)

オーラル・コミュニケーション、リーディング、地域研究(北米圏)

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください

専攻はアメリカ研究で、近代化論(文明論)をテーマにしています。グローバル化という名のアメリカ化が進む中、世界の国々が「国の個性」に生きることができる「開かれた世界秩序」とはどのようなものかを、日々考えています。その文脈で、明治以降の日本の英語教育の歴史、とりわけグローバル時代における英語教育のあり方について、多くの本を書いてきました。また、近代化論の一環として、身体論や武道論にも取り組んでいます(僕は糸東流空手道師範八段でもあります)。

地域研究というのは、研究対象となる地域に学際的(理想的には超学的)にアプローチしようとする学問ですが、最初からアメリカを研究しようと思っていたわけではなく、大好きな英語に一生懸命打ち込んでいるうちに、いつの間にかアメリカ研究者になっていたように思います。

■ プロフィール

1964年、東京オリンピックの年に、兵庫県三木市で生まれました。三木の高校を卒業し、京都外国語大学外国語学部英米語学科に進みましたが、実際にはESS(英語研究会)に通っていたようなもので、英語のスピーチとディベートに明け暮れ、大学2年で全日本学生英語弁論大会で優勝、その懸賞ではじめてアメリカを訪れました。大学卒業後、しばらくECC外語学院で一般英会話講師を務めたあと、東京外国語大学大学院地域文化研究科に進学、NHK「中級英会話」講師を担当したことでも知られる小浪充先生のもとで、アメリカ研究を学びました。大学院修了後は、大学受験予備校の講師として、独自に体系化した「ロジカル・リーディング」という英語リーディング法を教え、その間、多くの学習参考書を出版しました。

京都で8年、東京で19年暮らし、2010年に三木に帰ってきました。はるばる遠くまで偉い先生をたずね歩いたけれど、改めて間近に見る父母の姿に、自分の本当の先生は、実は最初からここにいたのだと気づきました。名もない人生でも、父母が命を燃やして生きたこの町で、父母にさせてもらった学問を続け、教えながら生きていけることを、心から幸せに思っています。

■ 高校生へのメッセージ

中学の頃から英語が大好きで、両親に買ってもらった教師用のテープを、擦り切れるまで何度も何度も聞き、音読しました。いつからか英語も僕のことを大好きになってくれて、英語が僕の生き道を切り開き、導いてくれました。みなさんも、どうか大好きなことに一生懸命打ち込んでみてください。必ずそれがみなさんの人生の雨風をしのぐ「傘」になってくれます。その傘一本を持って、大学を卒業してほしい。その手助けになりたい。そう心から願っています。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

アメリカ事情、英語コミュニケーション論、英語勉強法、英語資格試験対策(英検・TOEIC・TOEFL・IELTSなど)、クリティカル・シンキング(ロジカル・シンキング)、ディベート指導