教員紹介(教育学部 教育福祉学科)

教授

梶 正義 (Masayoshi Kaji)

所属
教育学部 教育福祉学科
専門

特別支援教育、 障害児臨床発達心理学

主な担当科目(学部)

知的障害教育総論、重複障害・LD等教育総論、肢体不自由者の心理・病理・生理、知的障害教育、知的障害者の自立活動の理論と実際、教育実習、教職実践演習

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

現在、自閉症やADHD等の発達障がい、知的障害、肢体不自由、重複障害、情緒障害など障がいのある子どもの指導・支援や保護者の支援をテーマに研究を行っています。

私は生後9ヶ月の頃病気にかかり、その後遺症で肢体不自由児となり養護学校(現在は特別支援学校)で勉強したこともありました。

進路で悩んでいた大学生のころ、自分の経験を生かした仕事に就こう、障がいのある子どもの成長を支援する先生になろうと決心し、大学院に進学して障がい児教育の勉強をはじめました。卒業後は中学校、特別支援学校の先生になり、障がいのある子どもたちだけでなく、障がいのない子どもたちとも一緒に勉強をしていましたが、いろいろな出会いがあり、大学で教員を目指す学生を教える今の仕事に就くことになりました。

これまでの研究テーマは、出会った子どもの成長・発達に関することでした。現在の研究は、場面緘黙の子どもの支援と特別支援教育における自立活動の指導を中心に行っています。

■ プロフィール

私は神戸市の田舎の方・・・の出身です。自然の中で遊びまわって大きくなりました。

スポーツをすること、観ることどちらも大好きです。もちろん、野球部やサッカー部、テニス部など大学クラブの試合を観て応援するのも楽しみの一つです。

仕事と関係する活動としては、兵庫リハビリテイション心理研究会やひょうご自立活動研究会という組織で障がいのある子どもや大人、その保護者の方、担当の教職員の方に対して心理・教育的なサービスを提供する活動等を行っています。

活動に興味のある方は是非覗いて見て下さい。

■ 高校生へのメッセージ

私の専門は特別支援教育ですが、障がいのある子どもを指導・支援するには心理学の知識が必ず必要になります。(本当は障がいの有無に関係なく、人を理解したり支援するときなど全てに心理学は役立ちます)

対人援助職や人といっぱい関わる仕事に就きたいと考えている方は是非、本学で学んでください。さまざまな現場でバリバリ働いていた先生もたくさんおられます。

「努力に勝る天才なし」「蒔かぬ種は生えぬ」・・・思った時がスタートのときです。将来の目標が定まってきたら力強く足を踏み出してみてください。応援します。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

障がいのある子どもの指導・支援や特別支援教育に関するテーマについての講演・取材が可能です。ただし、純粋な視覚障害教育と聴覚障害教育については得意ではありません。

また、保育園・幼稚園・こども園・小学校・中学校・特別支援学校などの学校に行って子どもや先生、保護者の支援も行います。