
教員紹介()
- 所属
- 専門
助産学、母性看護学
- 主な担当科目(学部)
母性看護援助論、母性看護学実習
Q1:現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。
分娩で関わった産婦さんが分娩のストレスから精神疾患を発症したとわかった時、どうすれば安心、安全なお産が提供できたのだろうかと自問自答しました。女性がいきいきと子育てをするためには、助産師の妊娠期からの密な関りや助産師の専門性を充分に活かしたかかわりが必要だと感じ、周産期のケアやメンタルヘルスについて研究を始めました。
Q2:プロフィール
目標をみつけたら、猪突猛進な性格です。
看護師になるのが中学生のころからの夢でした。看護の勉強をしていると、人の誕生や女性の内なる力に興味を持ち、助産師の道へと進みました。
赤ちゃんの生まれる力や女性の出産後の輝く姿をみると私もたくさんの力をもらえ、助産師は本当に素晴らしい仕事だと感じます。日本では、産後うつの予防に向けた取り組みがなされていますが、まだまだ女性がその人らしく、楽しく育児をするには、たくさんの課題を感じます。現場からのcareや教育、研究を通じて、女性とその家族がより幸せになれることを、皆さんと一緒に見つけていければと思います。
Q3:助産師の仕事をしてよかったと思ったことは何ですか?
無事に赤ちゃんが生まれ、産婦さんが最高の笑顔で自分の赤ちゃんを胸に迎えた瞬間は何度立ち会っても、気持ちがゆすぶられます。
Q4:助産師の仕事をして辛かったことは何ですか?
思いがけない妊娠をした女性や誕生死を経験した女性、社会背景が複雑な妊婦さんを支援する時、自分の無力さを痛感します。
Q5:高校生へメッセージをお願いします。
「女性の持っている力を最大限に引き出し、その人の人生がよりよく歩めるように寄り添い、女性と共に一緒に考える」。助産師はそんな魅力がある仕事だと思います。そのためには、自分や人がもっている力を客観的にみる力や自分を大切にできることが大切だと思います。学生さん自身も自分を大切にしながら、助産師の仕事の面白さを感じてもらえると嬉しいです。また、社会情勢によって、対象の課題は日々変化していきます。社会情勢にも関心をよせながら考えていける力を一緒にみにつけていきましょう。
Q6:講演・取材など協力可能なテーマ
地域での助産師活動、周産期のメンタルヘルス、出産満足