教員紹介(現代社会学部 観光学科)

教授

渡辺 卓也 (Takuya Watanabe)

所属
現代社会学部 観光学科
社会学部 社会学科
専門

情報教育、天文学

主な担当科目(学部)

データサイエンス論、情報科学、情報リテラシー

Q1:現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

現在は情報関係の科目を中心に担当していますが、もともとは天文学、特に宇宙の構造形成という問題を研究していました。ビッグバン後の膨張宇宙の中で、物質がどのように重力によって集積し、銀河や銀河団が作られるのかという問題です。

30数年前、学生の私はこのような問題にとても興味を持って大学院に進みましたが、それにはコンピュータによる計算が必要でした。そのためコンピュータに接する機会が多くなり、いくつかの大学でコンピュータに関する授業を担当し、結果として情報教育を担当する専任教員になりました。

コンピュータの進化と、それに伴う社会の変化の始まりを、生身で経験した世代です。現代の変化の速さはすさまじいものがありますが、皆さんとともに、社会の変化の本質を見すえていきたいと思っています。

Q2:プロフィール

北海道で生まれ育ち、関西の大学に入学して以降、人生の半分以上は関西で生活しています。30歳で神戸の大学に就職し、翌年に阪神淡路大震災に遭遇して、いろいろな体験をしました。あれから神戸の街も変わってきていますが、私はここでの暮らしがとても気に入っています。

Q3:高校生へのメッセージ

皆さんの年齢は、気力と体力が最も発達した充実した時期で、とてもうらやましく思います。また、友達と悩みや夢を語り合うことも、人生でとても大切な糧になると思います。苦手なのは、いろいろなことに気持ちが向きすぎて、どっしりと腰を据えて一つの物事に取り組めないところでしょうか。

何事も、継続すれば必ず上達します。継続することで上達することが実感できれば、さらに継続して熟達することができます。だから、簡単にあきらめないで続けることが大切です(私もそうすればよかった…)。

Q4:講演・取材など協力可能なテーマ

公開講座等の実績は以下の通りです。

・宝塚カレッジ 「宇宙へのいざないコース」(平成11年6月~12年1月 宝塚市公民館)担当

・公開講座「実務のためのパソコン-エクセル」(平成13年10月~17年1月 神戸山手大学・神戸山手女子短期大学)担当

・公開講座「宇宙と生命」(平成25年12月 神戸山手大学・神戸山手短期大学)担当