教員紹介(教育学部 教育福祉学科)

講師

三好 徹明 (Tetsuaki Miyoshi)

所属
教育学部 教育福祉学科
専門

英語教育学、教科教育学、第二言語習得、応用言語学、英語学(音声学・音韻論)、認知科学

主な担当科目(学部)

英語科教育法、外国語、外国の指導法、ライティング総合Ⅰ、アドバンスト・コミュニケーションⅠ、教職実践演習(中高)、教育実習、英語発音指導法、初等英語教育研究、学習技術、ICTリテラシー、専門演習Ⅲ・専門演習Ⅳ、卒業研究

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

大学と大学院では「英語の音声の仕組み」について学ぶ「英語学(音声学・音韻論)」を専攻しました。大学院修了後、高校英語教員として英語を教えました。教えていく過程で、英語が苦手な子どもたちの言語習得のメカニズムに興味を持ち、独学で英語教授法や第二言語習得について学びました。上記の経験が、大学教員(研究者)としての今の仕事に繋がっています。

現在では、教室内での学習環境に限定して、すでに母語(日本語)を獲得した学習者が英語をどのようにして習得するのかというメカニズム(これを「教室内第二言語習得(Instructed Second Language Acquisition:ISLA)」といいます)の研究をおこなっています。具体的には、母語である日本語を活用し、どのようにして英語の知識(音声・語彙)や英語の運用能力を伸ばすことができるか「メタ言語能力(metalinguistic competence)」に関する研究をおこなっています。
教育の効果を研究し可視化する学習科学や、国際的な教育政策(CEFRとOECD Education2030)などの教育政策にも関心があります。

■ プロフィール

関西国際大学教育学部 初等英語コース(小学校と中学校の英語教育)を担当しています。本学では、児童・生徒が学ぶ英語と、その英語を教えるための英語教授法を教えています。
前職では、高校英語教員として21年間勤務しました。公立高校・国立大学附属高校・私立高校での勤務歴があります。
国立大学附属高校では、SGH(スーパーグローバルハイスクール)の事業に、英語科主任として3年間関わりました。学校単位の中間評価(3年次)では、全国で5校にだけ与えられる「最高評価」をいただくことができ、感無量でした。

■ 高校英語教員の仕事をしてよかったと思ったことは何ですか?

自分が関わった子どもたちの成長が見られたこと。

自分の目の前で子どもの成長する姿を見ると、教育に関わっていてよかったなと思えます。「教育で人は変われる」ということをいつも実感しています。人が変わるチャンスはいまからでも遅くはありませんよ。

■ 高校生へのメッセージ

本学教育学部は小学校教諭と中学校教諭【英語】の両方を目指せる大学です!
今しかできないことに情熱をもって、どんどんチャレンジしてください!
あと、自分の好きなことに“没頭”してください。それが、あなたが大学で取り組みたい研究テーマにつながります。
保育、幼稚園、小学校、中学校英語などの「教育」や社会福祉、児童福祉などの「福祉」についてより専門的に学びたいと思ったあなたはぜひ本学でいっしょに学びましょう。英語の「ことば(言語)」の不思議を研究したい、英語指導に強い小学校の先生、英語の発音のうまい中学校の英語の先生になりたいという人は、初等英語コースでぜひ一緒に学んでみませんか?
本学教育学部には、教育熱心な先生方や勉強に困ったときに頼りになる先輩方がいますので、安全・安心な学校生活が送れます。本学の学びのモットーである「やればできた!もっとできる!!」を追求し体現してください。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

英語科と国語科の連携、小学校英語教育、高校英語教育(進学校~専門高校)、大学英語教育(リメディアル英語教育、初年次英語教育)、国際的な教育政策(CEFR)、高大接続

■ 主な研究業績と、主な社会貢献

  • 主な研究業績

researchmapにて研究業績を公開しています。
https://researchmap.jp/tetsuakimiyoshi

  • 主な社会貢献

「日本語検定」にWeb記事を寄稿しました。よければご覧ください。
https://www.nihongokentei.jp/article/2024/08_20_01/article.php