教員紹介(教育学部 教育福祉学科)

教授

吉田 裕彦 (Yasuhiko Yoshida)

所属
教育学部 教育福祉学科
専門

特別支援教育、応用行動分析、臨床動作法

主な担当科目(学部)

特別支援教育総論、LD等教育総論、知的障害者の心理・生理・病理、専門演習、教育実習(特別支援学校)

主な研究テーマ

交流及び共同学習、人材育成

主な著作等

「発達障害の子がいるクラスの授業・学級経営の工夫」 「特別支援教育から考える通常学級の授業づくり・学級経営・コンサルテーションの実践」「気になる子どもの支援ハンドブックⅡ学習事例編」「障害の重い子どもへのかかわりハンドブック~マルチアレンジングサポートの観点から~」

■ 現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください

小学校の通常学級の教員を目指していましたが、就職して7年目に、特別支援学級の担任をしました。目の前の一人一人の子どもに合わせて、どんな力をつければよいのか、それはどんな方法でと、一つずつ考え、自分で教材なども工夫しながら作り、進めました。うまくいかなかったことも多々あり悩むことも多い日々でした。しかし、作った課題に熱中してくれる子どもを見た時、そしてできるようになっての「どや顔」を見た時、とても満たされた気持ちになりました。教えるべきこと、教材が決まっていない教育の面白さに目覚めてしまいました。

■ プロフィール

37年間、小学校や特別支援学校、教育委員会で通常の学級や知的障害、自閉症、肢体不自由、病弱、難聴、重複障害等の「教育」に携わってきました。その中で、長い人生を考えると、卒業後に学校教育で学んだことを活かして、自分らしく充実した生活を送ることの重要性を考えるようになりました。様々な違いのある人々が共に生活できる場、それを可能とする「教育」「福祉」そして「社会」の立場の人材が少しでも増えるように、一人一人の違いを理解し対応すること、その楽しさを発信していきたいと考え大学の先生になりました。

■ 高校生へメッセージをお願いします

関西国際大学では、苦手な部分に対しても、例えば情報収集から論文の書き方等、基礎からステップアップさせていくプログラムが用意されています。そして、自分の夢の実現に対しても、個々への対応も含めて、とことん寄り添ってくれる学校です。そして、自分の成長を感じられる学校です。必要なのは、あなたのやる気だけ。やりたいことが見つかったら、または、焦点は決まらないがとにかく必死になってやりたいと思ったら、、、扉は皆さんの前に開かれています。

■ 講演・取材など協力可能なテーマ

これまでの主だった講演・相談例をあげます。小・中学校・幼稚園の教員や指導員・介助員、保育園の保育士、放課後児童クラブや放課後デイ・移行支援事業所などの指導員に対して、特別な支援の考え方、具体的な指導方法について講演。地域住民やPTAの人権研修、民生委員児童委員研修における発達障害を中心とした障害者理解について講演。特別支援学校や特別支援学級における自立活動実技研修。園や学校、親の会などへの問題対応や就学・進路の相談。学校や福祉事業所の管理者への支援や運営に関する相談コンサルティング。