
教員紹介(保健医療学部 看護学科)

- 所属
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保健医療学部 看護学科
- 専門
慢性看護学
- 主な担当科目(学部)
慢性看護援助論、急性・慢性技術演習、慢性看護学実習
Q1.現在の研究テーマ(または専門分野)とその専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。
私が透析室で勤務していたころ、小さな傷がきっかけで、両足を切断してしまうという患者さんを経験しました。
両足をなくした患者さんの生活は家の中でも車いすが必要で人の手を借りなければ生活できないほどに、すっかり変わってしまいました。その患者さんの足の切断を決して無駄にしてはいけない、足の切断をなくしたいという強い思いから透析患者さんのフットケアに関する研究を行うようになりました。
Q2.プロフィール
三木市で生まれ育ちましたので、三木キャンパス付近はとても馴染みのある土地です。
高校生のころ、母親が倒れた際に自分が何もできなかったことや友人が風邪で寝込んでいる時に何をしてあげたらいいのか分からなかったという経験がありました。私は人間が一番困っている時に助けられる人間になりたいという思いがありました。そして人が1番困るのは病気の時ではないか、そんな時に助けられる人間になれたらどんなに素晴らしいか、看護や医療の勉強は自分の家族や人生に必ず役に立つのではないかと思い、看護師を目指しました。
Q3.看護師の仕事をしてよかったと思ったことは何ですか?
私はとても無知で未熟な人間でしたが、看護の中で自分の小さな思いやりや行動、またその継続がやがて患者さんの人生の役に立てたと実感したことです。
Q4.看護の仕事をして辛かったことは何ですか?
若いころ、自分が無知であったことがゆえに、患者さんの力になれなかったと感じた時。
そのことがきっかけで、看護師になったあとも、勉強し続けることの大切さを学びました。
Q5. 高校生へのメッセージ
看護の仕事は大変なイメージがありますが、それ以上の喜びを得られる仕事です。また看護の勉強は必ず人生の役に立ちます。看護の勉強を通して、皆さんが大切にしている思いや考えに寄り添いながら自己実現のお手伝いをしたいなと思っています。
Q6.講演・取材など協力可能なテーマ
腎不全看護、透析看護、糖尿病看護、下肢切断予防、予防的フットケアについての講演・取材が可能です。