（コロナ）お知らせ一覧

学生の皆さん
保護者の皆さま

2021年4月24日
関西国際大学 学長
危機対策本部長
濱名 篤

　学長の濱名です。皆さまの感染予防に対するこれまでのご理解ご協力にもかかわらず、明日から３度目の緊急事態宣言が兵庫県を含めた1都2府1県に出されることとなったことは誠に遺憾に思います。

　本学では緊急事態宣言発出を見越して、4月19日よりすでにリモート型の遠隔授業に切り替えていますが、とりわけ若者層への感染拡大が憂慮される変異株の拡大が続く状況を憂慮し、学生の皆さんの安全を確保するため、本学としても最大限の取組を行いたいと思います。

　本学では、これまでも感染症予防に最大限の努力を続けて参りましたが、残念ながら各キャンパスで断続的に新型コロナウィルス発症者が出てきました。さらに昨日、詳細はなお確認中であり、追ってお知らせ申し上げますが、三木キャンパスにおいての課外活動を通じ、５名以上の感染者が発生したことをご報告し、皆様にご心配をおかけしますことをお詫び申しあげます。

　本学の対応といたしましては、保健所の指導内容を基本としつつも、より徹底した対応を行うこととして、感染者以外の濃厚接触者に加え、接触があったと考えられる学生に対し、22日より健康状態を確認し、濃厚接触者に対しては自宅自室待機での２週間の経過観察と、その間保健医療学部看護学科教員の協力による健康状態確認を続けて参ります。また課外活動における練習方法や更衣室での管理等について検証し、さらなる改善を図るように対応いたします。

　「まん延防止等重点措置」の発出や緊急事態宣言の内容の変化を受け、「関西国際大学新型コロナウィルス感染症に対する大学の活動基準」につきましても改正を行うとともに、項目ごとに適用を行う方式に改めました。現状としては、Wi-Fi環境等が原因で遠隔受講に支障のある学生の受講、メディア・ライブラリーでの資料の貸借、事前予約による各種相談等を除き、学生の皆さんの通学機会を抑制する対応を取っています。緊急事態宣言の発出に伴い、本学の現在のリモート方式による授業提供につきましては5月6日までの適用を、同宣言の期間末の5月11日まで延長することといたします。12日以降の授業形態については今後の推移を踏まえ判断いたします。

　学生の皆さんには不自由な生活を余儀なくされますが、これまで以上にマスク着用、手指消毒、三密回避、飲食時の飛沫への注意、不要不急の外出の回避などに注意を行うよう、重ねて要請します。また、社会問題化している「路上飲み」などを決して行わないことは勿論、アルバイト等での外出や飲食機会についても最大限回避してください。

　とりわけ大型連休中の行動には最大の注意を払ってください。帰省等の旅行の可能な限りの延期等、感染拡大予防に努めるようにしてください。コロナ禍を乗り越えて、皆さんがキャンパスでの対面授業を元通り受講できるようになれるまで、自己管理に努め健康を保っていかれることを願っています。

　皆さんの学習に遅れや支障が生じないよう、教職員一同力を合わせ、皆さんを支援していきます。不安や相談がある場合は我慢するのではなく、早めに相談したり連絡を取ったりしてください。この苦難をあきらめることなく乗り越えていこうではありませんか。