(コロナ)お知らせ一覧

202106.12
(コロナ)お知らせ一覧

【学生ならびに保護者のみなさまへ】第3回緊急事態宣言の期限を前にした対応変更について

学生の皆さん
保護者の皆さま

関西国際大学 学長
危機対策本部長
濱名 篤

 学長の濱名です。皆さん、緊急事態宣言の下で色々と大変と思いますが、元気でやっておられますか。対面受講で登校してきた学生の皆さんの表情をみて、私も少し安心しました。

 さて、第3回目の緊急事態宣言の延長期限まで残すところ1週間となりました。本学が皆さんの登録に応じて、遠隔授業と対面授業を実施し始めて1週間が経過しました。皆さんには、なお不自由な生活の中で感染防止対策に引き続きにご注意いただいていることを感謝いたします。

 本日現在、本学の教職員・学生のうち新型コロナ感染症の陽性による治療継続中の方は1名まで減少しました。兵庫・大阪両府県の新規感染状況も改善の方向に向かっており、緊急事態宣言も20日で解除される方向であると言われているのは歓迎すべきことかと思います。

 なお、6月7日から開始した対面授業には、3キャンパス合計で初日は対面受講登録者267人のうち175人(登録者の65.5%)、翌8日は登録者292人中108人(37.0%)だけが実際に登校し受講しました。登録者数でみて全学生の10%未満、実際の対面受講者は5%未満にとどまっている状況です。

 〇対面授業の前提としていたPCR検査の継続受診が出来なくなりました。
 5月28日付の学長名文書においては、皆さんの授業の受講にあたり、対面受講を希望する方には内閣府から要請のあったPCR検査を4回連続で受けていただく考えを表明しておりました。本学としては人数制限もなく、希望する学生の皆さんに継続的に検査を受けてもらう前提で、この取り組みに賛同し内閣府に申し込みをいたしました。協力事業所・大学が予想以上に多く、PCR検査実施開始が6月28日以降にずれ込みそうであるという中間報告を内閣府から受けましたが、検査開始が遅れることはやむを得ない状況と受け止めてまいりました。学生の皆さんや保護者の皆さんの中には検査開始の遅れへの不満・不安の声も頂いていましたが、政府への協力と皆さんの防疫対策によって時期の遅れをカバーしていただく所存でした。しかし、11日の夕刻になって、内閣府の当該業務を受託している三菱総合研究所より、6月28日以降のPCR検査キットが合計で600回分(4回連続なら150人分、1回なら600人分)しか提供できないという、想定外の連絡が参りました。政府の見通しの甘さは誠に遺憾なことだと言わざるを得ません。

 〇今後の受講条件を変更し、受講方式登録の変更を受付ます。
 こうした事態を受けて、本学としても今後の受講についての条件を変更せざるを得ないこととなりました。そして、前述のように兵庫・大阪等での新規感染者も減少にあることも踏まえ、皆さんの受講方式登録の変更を6月20日まで受け付けさせて頂くこととします。具体的には、対面受講の条件としてPCR検査の継続受診を求めないということです。前回の学長名文書ではPCR検査の継続受診を受けてもいいという条件を対面受講希望の皆さんに求めました。それなら安心して受講できると考えた人も、そのようなことをしなければいけないなら遠隔受講にしようと思った人もいたことでしょう。PCR受診を求められないのであれば対面受講に変更したい、逆に継続して検査受診できないのなら不安で遠隔にしたいという人もいると思いますので、緊急事態宣言の最終日の20日まで受講の登録変更ができるようにします。これを機会に、皆さんの登録が実際の行動と一致するようにしてほしいと思います。

 これからも受講についての条件等は、感染状況の今後の変化や6月20日以降の政府や県の方針によっても今後も変更することが考えられます。本学としてはこれまで同様に、①みなさまの安全・安心を図りつつ、②学習に遅れをきたさないという基本的方針のもと、さらには③安心という事項は主観的側面が強く、同じ状況に対する認識の個人差がある、ことを考慮し、皆さんの主体的判断を当面尊重していきたいと考えています。

 〇大学でのワクチン接種(希望者)の機会を検討中です。
 本学としては、1)600回分のPCR検査を(対面受講を希望する学生を優先しつつ)、希望する学生に可能な範囲で提供する(登校しての検査受診)、2)政府が進めようとしている1千人以上の職域・大学等を単位とする新型コロナ感染症ワクチン接種を希望する学生、教職員対象に実施できないか検討をしています。保健医療学部の教員等の協力を得ることは可能ですが、問診や副反応に対応するための協力医師や協力医療機関の確保等、実施のための条件は容易とは言えず、実現に向け照会や準備を進めているところであることをお知らせいたします。

 今後も状況変化に応じた対応を臨機応変に行っていきますが、本学からの情報やお知らせを受け止め、適切な判断をしていただくようにお願いします。

 学生の皆さんには、今回も意向調査に協力をお願いします。一日も早く全面的な対面授業を再開し、皆さんが学業に専念できるよう本学としてもベストを尽くしていきます。皆さまには引き続きご理解ご協力をお願いいたします。

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