(コロナ)お知らせ一覧

202108.06
(コロナ)お知らせ一覧

【学生ならびに保護者のみなさまへ】感染急拡大下での本学のワクチン接種対応について

学生の皆さん
保護者の皆さま


関西国際大学学長・危機対策本部長
濱名 篤


 厳しい暑さが続く中、全国で連日1万人を超える新型コロナウィルス感染者が増え続け、心身ともに休まらない日々を過ごしておられるものとお見舞いします。
 6都府県への緊急事態宣言に加え、兵庫県を含む13道府県へのまん延防止等緊急措置が出され、感染の広がりは拡大し続けており、皆さんには感染予防に最大限の注意を払っておられることでしょう。国内での感染者数は今日にも累計100万人を突破する勢いで、120人に1人がすでに感染したことになります。本学としては、一日も早く職域接種を本学尼崎キャンパスで実施しようと準備を整えてきましたが、先日お知らせしたように、文部科学省からの8月16日週(22日まで)のワクチン供給が不可能になったという連絡で8月22日の第1回接種日を延期しなくてはならなくなりました。


 これに加え、4日になって文部科学省から23日週(29日まで)のワクチン供給ができないという連絡が届きました。誠に遺憾ですが、8月23日の第1回接種も延期せざるを得なくなりました。この連絡の際には、ワクチン保管用の冷凍庫は16日週(22日まで)に本学に届くことが明記されておりワクチンの供給自体は確実であると考えられます。そこで本学では、第1回接種日を9月4日(土)・5日(日)、第2回接種日は9月25日(土)・26日(日)として、実施スケジュールの再調整を行うことにします。(なお、接種日についてはこれまで同様に不確定な要素があり日程変更があり得ることは理解しておいてください。)


 これまで本学での接種予約を取っていた人には優先的に振替日程を連絡しますので確認してください。変更が必要な場合は、予約変更をお願いします。また、新たに本学での接種を希望される方は、8月20日を目途に第二次募集を行いますので、その連絡をお待ちください。
 予約をしていても、大型接種会場等でそれまでに接種できる場合は、そちらで接種をしてください。ただし、予約取消の手続きは忘れずにしてください。


 ワクチン接種の副反応については、デマや不正確な情報が流れています。確かに、ワクチン接種後に37.5度以上の発熱が出る人が、2回目の接種翌日は75.7%、翌々日は22.3%おられるようです。アナフィラキシーの発生率は100万回あたり5人程度にすぎません。他方、コロナウィルスに感染した場合に様々な後遺症が残り、とりわけ約6割(20代では約7割)の人が風味障害(嗅覚や味覚に異常)になっているという結果も公表されています。現在のところ新型コロナ感染症の根治療法はまだ開発されておらず、対症療法での対応になってしまう可能性が大です。ワクチン接種のリスクと感染後遺症のリスクを比べて、どちらかのリスクを取らなければならない。コロナ禍第5波にある私たちは究極の選択をせざるを得ないようです。本日までを締切とした調査結果と本学で把握している情報から考えると、皆さんの約6割がワクチンを接種済や予約済であると推定できます。一方、新規感染者の年代別内訳では20代が最多を占めているとの最新の分析もあり、ワクチン未接種年代層の重症化リスクも高まっています。皆さん自身が、データを参考にして、能動的・自律的に賢明な判断と行動をとることを期待しています。感染予防を怠らず、9月には元気な顔を見せてください。

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