大学からのお知らせ

2021年11月14日（日）に開催された「諏訪山祭・あじあん祭 合同大学祭」（本学神戸山手キャンパス）にて、本学客員教授の橋本聖子先生と読売巨人軍からドラフト1位指名を受けた翁田大勢選手の特別対談が行われました。

濱名篤学長が進行役を務め、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」のお話やアスリートとしての苦悩、考え方、今後の展望などについて話が進められました。

「東京大会」について、橋本先生は「世界からもコロナのこの状況よくやり遂げたとの高い評価を得ている。この大会の成功は、最後の後処理までしっかりと行うことが大事である」と発言しました。今大会について、翁田選手も野球の試合を視聴していたというエピソードから、ロサンゼルス大会ではまた種目として復活し、翁田選手が活躍する姿が見られればと話に花が咲きました。

「アスリート」というテーマでは、学長の「一番大変だったときは」との問いかけに、翁田選手は「コロナ禍で試合がなくなったこと、ケガが重なったことが大学時代の最大のピンチだった」と回答。橋本先生からは「自身も病気に苦しみ、ピンチを何度も迎えたが、『ピンチこそがチャンス』と考えて乗り越えてきた」とのことでした。

続いて翁田選手から「トップでいるために、何を努力してこられたか」という質問に対し橋本先生は、「どのスポーツにも共通する体力、食事、環境を自分で作っていくことが大切。過去のことに留まるのではなく、『全く新しい世界に行くこと』がリスクではなく良い経験となった」と回答しました。また、「ケガはしないほうが良いけれども、高みを目指すためにケガをしない体づくりを目指すことが重要。ただケガをすることは悪いことだけではなく、いい経験にもなり、『自分自身が自分をよく知っている一番のトレーナー』になってほしい」とのアドバイスもありました。

最後に、学長から翁田選手に向けて目標について問われると、「アスリートとして自分が目標とされるような選手になりたい。今は不安よりもわくわくする気持ちが勝っている」と力強くコメントしました。

橋本先生より翁田選手に花束が、翁田選手からはサイン入りのボールと色紙を橋本先生に贈呈され、対談は幕を閉じました。