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【観光学科】本学現代社会学部劉争講師の訳書『野獣召喚師』(Ⅰ~Ⅴ)(浙江人民出版社、2021年12月)が中国で出版
本学現代社会学部の劉争講師の訳書『野獣召喚師』(Ⅰ~Ⅴ)(浙江人民出版社、2021年12月)の全5冊が中国で出版されました。上橋菜穂子著の『獣の奏者』※1は中国のほか、フランス・ドイツ・スウェーデン・タイ・韓国・台湾でも翻訳出版されています。
この小説は2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞した作品です。
「国際アンデルセン賞」は1956年に創設された児童文学の本の分野で最も歴史と権威のある国際的な賞です。2年に一度、子どもの本の世界に最も貢献した作家1名と画家1名に送られます。選考水準の高さから、児童文学のノーベル賞と称されています。審査員の中には日本人はいないため、英語だけでなく、様々な言葉に訳されており、十人の外国人審査員が母語で読まれました。
受賞理由は「自然や生き物に対する優しさと、深い尊敬の念に満ちている」「多様な異なるレベルの関係性として世界をとらえている」ことが挙げられています。
さらに、この小説はNHKによりアニメ化され「21世紀の名作アニメ」と称されています。同じく上橋菜穂子作品でドラマ化された長編小説『精霊の守り人』※2もお勧めです。
学生の皆さんがこれらの文学作品を、日本語だけではなく英語や中国語など複数の言語で読めればきっと複眼的な視点から、今までより何倍も作品を楽しめることができます。





書籍の関連情報リンク
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現代社会学部観光学科(2021年度より国際コミュニケーション学部観光学科)講師 劉 争