経営学科ニュース

202206.13
経営学科ニュース

【経営学部】アミング潮江商店街におけるフィールドリサーチ

2022年6月、講義「プロジェクト・マネジメント演習Ⅱ」の一環で、関西国際大学尼崎キャンパスに隣接して立地しているアミング潮江商店街にて、経営学部の学生がフィールドリサーチを行いました。フィールドリサーチの目的は、商店街に立地する店舗に対して、現在の経営状況や商店街の景気動向について明らかにすることです。

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調査に先立ち、アミング潮江商店街振興組合の田中正喜理事長から、潮江商店街の歴史や尼崎の文化について講演して頂きました。平安期に淀川が砂の堆積により海運上の課題を抱えたことで神崎川を通じて物流が増加し、また、西国街道や海路の交通の要衝でもあったことから、周辺地域は発展したとのことです。大正期には、キリンビール社や日本スピンドル社といった企業が立地し、さらに賑わいを見せるようになりましたが、その後工場は移転し、地域経済も徐々に衰退していくこととなりました。1998年には「尼崎緑遊新都心構想」の計画が発表され、2009年には商業施設が完成し、地域の新しい歴史をスタートさせることとなったそうです。

調査では、学生たちは数名ずつのグループに分かれて各店舗を訪問しインタビューを実施しました。調査対象は、宿泊施設、小売店、食料品店を選びました。営業時間中ということもあり、慌ただしい中での調査となりましたが、ご対応いただいた方々の熱心な語り口に学生たちは聞き入っていました。

今後は今回の経験を元に、講義「インターンシップⅠ」でのフィールド調査を実施する予定です。そこでは、商店街の活性化に向けて、現状の課題発見や政策提言を行いたいと考えています。

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