
グローバル教育センター
グローバルスタディ全体報告会を実施しました
本学尼崎キャンパスにて、2022年5月28日(土)、2021年度冬学期グローバルスタディ全体報告会が開催されました。学生152名に加え、神戸ブータン友好協会、三田市国際交流協会等からの来賓ならびに教職員計41名が参加しました。
2021年の冬学期は、コロナの影響から、渡航せずに海外とオンラインで交流する「オンラインプログラム」と、国内に在住する外国籍の(あるいは外国にルーツのある)方との交流等を行う「国内プログラム」の計15プログラムが行われました。
冒頭、濱名学長は「本学は大学としてグローバルスタディに力を入れてきた。コロナ禍にあっても工夫して実施できたプログラムを振り返る機会を持てたことをうれしく思う」、「多くの人たちの協力の下で迎えられたこの皆さんの成長の機会を120%自分のものにして欲しい」と述べ、学生を激励しました。
報告会は5プログラムずつ3会場に分かれて行われました。海外協定校の学生と合同でアンケート調査を行ったプログラム、各々の国の制度(教育システム、防災体制など)について調べ英語で発表しあったプログラム、協力してビジネスモデルを考案したプログラム、文化背景の異なる学生同士がそれぞれにとっての幸せやwell-beingについて深く考察したプログラムなど、様々な内容のプログラムがありました。各プログラムの代表者が活動内容、調査結果、学習成果について発表を行いました。それぞれの発表の後には、会場の学生や来賓、教員から質問やコメントがあり、活発な質疑応答が行われました。 また、発表に加え、会場には各プログラムの学習成果をまとめたポスターも掲示され、参加者が優秀だと思うポスターに「いいね!」シールを張るというイベントも同時開催されました。
報告会の最後には来賓、教員からの講評が行われました。田中学長特別補佐は「体験をそのままで終わらせるのではなく、なぜそう考えるのか、whyを問うこと。自分自身の問題意識を深めていってほしい」とお話しされ、芦沢副学長は「この2年間留学できなかったということをマイナスにとらえる必要はない。遠隔、非同期、ハイフレックスなどを含め、いろいろな方法を組み合わせた、工夫した学びの在り方を国際の舞台で実証した。皆さんはこれまでのグローバルスタディを一歩超えたグローバルスタディに参加できたと考えられる」と述べました。
プログラム実施にあたり、ご協力いただきました海外協定校のみなさま、国内外の協力機関のみなさま、ありがとうございました。今後ともプログラムの実施に際しまして、ご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。
プログラム一覧
種別 | プログラムテーマ | 場所 |
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オンライン | 中国の文化遺産・観光資源に関するフィールドリサーチ | 中国/西安 |
オンライン | 中国でのキャッシュレス決済普及の要因調査と日本社会における促進方法への提案 | 中国/青島 |
オンライン | コロナ禍における日本の小学校と小学校教員養成の現状と課題―台湾との比較を通して | 台湾/台中 |
オンライン | 異文化対応能力の向上を目指し、保健医療分野でのSDGsへの貢献を考える | 台湾/台中 |
オンライン | ベトナムの経済と社会における日本(企業)の関わりについてのフィールドリサーチ | ベトナム/ダナン |
オンライン | マレーシアにおける気候変動・減災対策フィールドワークと防災教育の実践 | マレーシア |
オンライン | インドネシアの災害多発地域における減災対策調査 | インドネシア |
オンライン | ブータンから学ぶ幸せに生きるためのヒント | ブータン |
オンライン | フィンランド公立小学校での教育実習 | フィンランド |
オンライン | Well-beingを感じることができる毎日のくらしのあり方を考える | カンボジア/コンポントム |
オンライン | フィリピンの小学校における現地語を交えた学習支援と安全教育に向けたサービス・ラーニング | フィリピン/セブ |
国内 | 三木市における外国人のための防災ワークショップ | 三木市 |
国内 | 在日外国人の抱える生活課題から読み解くSDGsと公正的・包摂的な社会の構築に向けた提案 | 宮崎‐神戸‐群馬 |
国内 | 外国籍児童のアイデンティティとダイバーシティを考える | 神戸 |
国内 | 三田市における外国につながりがある幼児・児童への日本語学修支援と交流促進 | 三田市 |


