学修支援室

MOS（Microsoft Office Specialist）とはWordやExcelなどOffice系ソフトの能力を証明するマイクロソフト社公認の資格試験です。「将来のことはまだはっきり決まってない、けれども何か資格を取っておきたい」という１・２年生におすすめの資格です。

このセンタープログラムは、毎年、夏学期と冬学期に1日3コマ（2・3・4限）×5日間、オンラインの集中講義形式で実施しています。夏学期には30名以上から参加申し込みがありました。申し込みと同時に動機のアンケートも取ってみたのですが、就活に使える資格であることと並んで、休み中のプログラムなので受講しやすいと答えた学生も多くいました。私としても学生の出席率が非常に高く、だれたりする間もなく一気に本番の受験まで進めるこの集中講義形式は、やっていてとても手ごたえがあります。

準備が整わず冬学期の勉強会に延期した学生もいたため、実際の勉強会は28名でおこないました。使うのは、過去に出題された問題が網羅された分厚い問題集。この問題集を、正しい操作手順を確認しながら、わからないところは私に聞きながら、とにかく最後までやってみます。自分のペースで構いません。これだけで3日以上かかります。後はそれを繰り返し、スピードアップをはかっていきます。5日間の勉強で合格できるほどMOSはやさしい試験ではないので、勉強会の後、試験当日までスピードアップをはかる自習を続けることが前提です。

勉強会の最終日には模擬テストを行います。MOS試験の合格ラインは1000点満点中700点ですが、これまでの経験上、模擬テストで500点を超えた人は本番でも合格できます。400点台の人は微妙。どうしても受けたいという人には自習をがんばることを前提に挑戦してもらいます。それ以下の人は試験を見送ります。

夏学期の講座の受講者から、23名が受験することになりました。受験日は9月25日と10月1日にわかれました。受験会場はJR三ノ宮駅前のPCスクールです。

緊張した面持ちで受験会場に入った学生たちですが、50分後「模擬テストより簡単だった」といいながら笑顔で出てきました。

結果、19名が見事合格！中には1000点満点で合格した人もいました。勉強会は4回目ですが、これで53名の学生がMOS試験に合格したことになります。

冬学期の勉強会は2月10日～17日までの5日間でおこないます。申し込み方法等の詳細はユニバーサルパスポートに掲示しています。

問い合わせは各キャンパスの学修支援室までご連絡ください。

社会学科 准教授  行木敬