
国際交流・海外プログラム
グローバルスタディ(世界展開力:アメリカ・ロサンゼルス防犯)「治安上の問題点や防犯について学ぼう」

協定校であるカレッジオブキャニオンズ大学(COC)の全面協力のもと、防犯の観点からロサンゼルス各地を訪問する約10日間の学習プログラムを実施しましたので、その内容をいくつか紹介します。
ロサンゼルス到着後、COC主催で歓迎会を開いていただき、歓迎ムードのなか、翌日、COCに赴いて、同校学生と一緒に犯罪捜査に関する講義を受講しました。講義では、グループワークを通じた学生間交流があり、スマホ片手に音楽や映画の話で盛り上がるなどすぐに打ち解けていました。
ロサンゼルスでは、毎朝、テレビのニュースで店舗を襲撃する強盗事件が放映されたり、大麻合法化に伴ない、観光地のサンタモニカやハリウッドでも、時折、日本では嗅ぐことのないマリファナの臭いがしました。また、大麻販売店も点在し、アロマショップのような形態の店舗で堂々と販売されていました。(もちろん、一同、購入使用しておりません。)
警察関連施設では、サンタクラリタ保安官事務所、パサデナ警察署、警察学校などを訪問しました。パトカーやヘリなどのほか、日本では見学できない証拠品倉庫や留置場、VRを使った射撃訓練なども特別に見せていただきました。
リトル東京地区では、隣接のスキッドロウと呼ばれるホームレスが多くいる場所を目のあたりにし、支援活動を行っている教会牧師や民間のリトル東京交番で防犯活動に取り組んでいる和菓子店主から話を聞き、地区住民は、人種問題も絡み、ホームレス対応について保護派と排除派に意見が分かれたり、警察に反感をもつ人もおり、防犯活動の困難さを実感しました。
今回の学習プログラムは、学生たちにとって自身の成長を促すとともに、国際的な視野を広げる機会になり、この貴重な経験を今後に活かしていくことでしょう。
(心理学科・大松光寿)








