
看護学科ニュース
グローバルスタディⅢ(インドネシア/2023冬 ジョグジャカルタ):保健医療学部 看護学科 【看護学科 グローバルスタディの全工程が終了しました】
<ガジャマダ大学の皆さんと>
保健医療学部 看護学科において、2月27日より協定大学であるインドネシア ガジャマダ大学(UGM)のご協力により、15日間の海外研修を実施しました。
インドネシアは、保健医療制度としての看護師資格制度や保険システム、医療機関の役割機能が日本と異なり、また、国民の87%がイスラム教徒で、宗教観に基づく生活習慣や死生観があります。また、日本と同様に災害多発国であり、災害看護の分野では両国間で深い交流があります。
現地活動をより有効なものにするために、事前に神戸ムスリムモスクや人と防災未来センター、JICA関西を訪れ、イスラム教や防災啓発事業、SDGsについて学習しました。
ガジャマダ大学の先生のよる英語での講義を2回受ける機会もありました。


<人と防災未来センター>


現地活動においては、ガジャマダ大学教育病院を視察して看護の実際を見学したり、インドネシア特有の保健ポストとしての"プスケスマス"や"ポシアンドゥ"を訪問し、実際に子供の身体計測や高齢者の血圧測定を体験実習として実施しました。

<保健ポスト(村の保健施設):ポシアンドゥでの体験実習1>

<保健ポスト(村の保健施設):ポシアンドゥでの体験実習2>
モスクに行ったり、博物館や世界遺産も訪れ、インドネシアの文化や歴史、宗教などに関連付けられた健康観も考えられるようになりました。また、地域災害管理庁で地域防災の講義を受け体験学習もできました。




<伝統舞踊:ラーマヤナ>
ガジャマダ大学の学生さんたちとは、休日には一緒に市場やショッピングに出かけ、学内では文化交流会を催しました。日本側からは折り紙と書道を体験してもらい、インドネシア側からは最古のゲーム"チョンクラック"を教えてもらいました。


現地活動では、初日に"日本の文化と保健医療制度"を、最終日に"現地活動での学習サマリー"をそれぞれ英語でプレゼンテーションを行いました。
また、帰国後には再度ガジャマダ大学とオンラインで振り返り会を行い、最後に集大成として全体報告会でポスタ―セッションで発表をしました。
語学力もプレゼンテーションスキルも抜群に向上しましたが、このグローバルスタディの経験を通して国内外の異文化看護に活かせる実感を持てたことが何よりの成果でしょう。


現地での活動や生活の様子を、看護学科インスタグラムで紹介しています。ぜひご覧ください。